デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



『アフリカの日々』はようやく第三部を読み終えた。
20世紀前半にケニアに渡り、農園を運営する中で様々な困難や危機をその身で持って経験した人が書いた本なので、私などがヨーロッパ文化とアフリカ文化について考察などできるはずもないのだが、ただ東方や南方に夢想や憧れを抱いただけで滞在した人ではおそらく書けないだろう内容であることは、読めば読むほど分かる気がする。
第三部の最後には最後の最後で、これこそ文化の違い、しかし一本とられたというようなユーモラスなエピソードがある。それはディネセンが友人と飛行機でアフリカの大地を俯瞰する話で、その詩心に読者としていたく感心したあとに、その飛行を見てやってきたキクユ族の老人が言い放った一言なのだが、正直かなりウケた(笑)。弊ブログでネタ割れしてしまうのはもったいないので、ぜひ本を繰ってほしいと思う。

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