デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



『Out of Africa(アフリカから)』の映画の感想です。少しネタバレあり。

邦題「愛」から始まるシリーズは、原題と作品内容が一致しないことが多いので、偏屈なようだが邦題は避ける。

原作『アフリカの日々』を「先」に読んでしまったゆえ、覚悟はしていたが、まぁ仕方ないだろうなぁ、というのが正直な感想である。
私のなかでは、これまでみた映画の中で、原作に肉薄した作品は唯一ヴィスコンティの『ベニスに死す』しかない。原作に忠実な映画というのは、ほとんど作れないのはわかっているつもりだったが、正直、「アフリカから」は今回の再鑑賞でも原作と映画は別作品であった。あの脚色を活かしたいなら、映画では原作どおりのタイトルを付けるよりは、ディネセンの伝記に即した別タイトルでの作品としたほうが良かった気がする。
映画のなかで用いられていた音楽と、ラスト近くでカレンが土地の人々のために総督に懇願する場面はよかった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )