デカダンとラーニング!?
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米軍「ナバホ暗号部隊」最後の生き残り死去、第2次大戦で組織

ナバホ族といえば映画『幌馬車』などで知っているよ、という方もおられると思う。
↑は一週間前のニュースだが、第二次大戦中に旧日本軍が米軍の無線を傍受してもナバホ語でのやりとりだったので、解読できなかったことが旧日本軍にとって痛手になったというエピソードについては、チラと本で読んだことがあったので、思わず目を通した次第である。
ものごとの多くに当てはまるのだろう、ビジネスでも戦争でも相手の国の言語に通じていることは大きな武器だし、その逆の状況であることも大いに自覚があって、国は難しい暗号を開発し運用する高度な通信部隊をつくるわけだ。しかし戦争の場面で、いくらあらゆる言語に精通し、また暗号解読のスペシャリストであったとしても、暗号解読して出てきた指令文が超マイナー言語で聞いたことすらないものであったなら、そりゃ迎撃する側としては相手のやることの後手後手に回らざるを得なくなるだろう。とくに大きな作戦の指令が解読不可能な文でなされているかもしれないと分かったら、兵を動かす責任ある立場の人でまともな考え方ができる人にとっては、これほどの脅威はなかったことと思う。
彼を知り己を知れば百戦して殆うからず、とは本当にうまく言ったものだ。今の日本人にもアメリカは広い国だと感じるだろうが、ナバホ語の通信を傍受した人にはもっと広く感じられ「彼を知りえていない」と思ったかもしれない。

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