パール・バック『大地』（途中2）

『大地』の全四巻中、第一巻目をそろそろ終えれそうだが、なんだか、Л・トルストイの『イワンの馬鹿』と、有島武郎の『カインの末裔』に加え、М・ショーロホフの『静かなドン』まで混入してきたような気になってきた。
ここ最近、頭を使わされる作品を読むことが多かったゆえ、『大地』の連ドラのような流れが新鮮に感じられる。人間の業の深さについて考えさせられることは間違いないが、写実的描写ゆえあまり考えないでスラスラ読めてしまうので、正直とても楽である。
余談だが、第一回のこの記事のアクセス数が、これまで小説や本について書いた記事へのアクセス数としては最も少なかった（笑）。この記事もリンクの記事も大したことを書いているわけじゃないが、パール・バック『大地』という記事タイトルはそこまで記事を読んでやろうと思わせるにはあまりインパクトがないのかもしれない。