社稷壇(しゃしょくだん)に
行くため、独立門から緑色の
支線バス・マウルバスを待つ
ソウル市内を運行するバスの種類については
こちらなどで紹介されている。緑色バスは主に大都市で運行され、路線バスや地下鉄などに乗り換えるのに便利なようだ。
小型のバスだった
乗りたいと思っていたマウルバスの5番がうまく来てくれた。5番が走るルートはけっこう急勾配な道が続くルートだった。
左の窓の外の塀を見れば
かなりきつい下り坂だと分かる
社稷壇から二つほど手前の
停留所で降りてしまったので
少し歩いて坂を下って行った
コンビニのCUがある
特別な行事がない限り
基本入れないのかも。
朝鮮王国を建国した李太祖は1394年9月に「新都宮闕(きゅうけつ)造成都監」を設置した。今のソウルの位置での国都(漢城:ハンソン)造成は、遷都で風水を重視したのと同様に、中国の伝統的な都城計画に則って行なわれた。その特徴の一つに、左祖右社がある。
それは(朝鮮王国の正宮は景福宮だが、)南面する景福宮から見て左(東)に先祖を祀る宗廟、右(西)に土地の神と五穀の神を祀る社稷壇の場所を定めるというものだ。これが「左祖右社」で、中国やベトナム、朝鮮、すなわち中華華夷秩序にみられる都城建設の方法で、『周礼(しゅらい)』考工記に定めてあり、中国都城計画との親和性を見せる一面がある。
社稷殿の門は閉まっていた。なんとか植え込みの上にあがって写真だけ撮った。
社稷殿
先ほどのCU
ここで、交通系ICカードに10,000ウォン分チャージした。レジを担当していたおじさんがどことなく10年ほど前に他界された俳優の蟹江敬三さんに似ている人だった。にこやかな表情で、私の変わっているであろうイントネーションの「チュンジョン・ヘ・ジュセヨ(チャージお願いします)」にも丁寧に応対してくれた。
グルメ店が並ぶ通りを
歩いて景福宮に向かった