デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



人間の脳というか、意識というかそういったものは、ときどき恐ろしいほど目の前の現実や状況・状態を客観視および把握できないものだ。
先日、私にも↑のようなことが起こったのだが、内容としてはいつか見た「探偵ナイトスクープ」の時計のアラームすらセットしたことの無い何も鳴らないはずの部屋の中で、定時になると妙な音が鳴り出し、気になって仕方が無い、原因が特定できない、どうしましょう?といった依頼ネタと同じようなものだ。番組では室内のあらゆるものを調べたあげく、音波受信機や本物の探偵まで繰り出したのに、音の発信源が特定できなかった…だが、結末はあったのだ……。

先月下旬、自分の部屋にいるとキーンという高い音が聞こえてきた。最初のうちは気にならなかったが、時間が経つごとに明瞭に聞こえるようになってきて、だんだん気分がイラつき出してきた。
で、キーンという異音がどこから鳴ってるのか、音源を突き止めようと思ったが、部屋の中には時計とパソコンと蛍光灯ぐらいしか、発生源がない。ただどれに耳を当ててみても直接音を発しているわけではなさそうだ。すると音が聞こえなくなった。
翌日、またしても異音が聞こえ出した。ひょっとして、お隣の玄関の扉開閉電子音か電気湯沸かし器から鳴ってるのかと疑いだしたが、それにしては音の質が違いすぎるし、室内の普段注意を払っていないものに自分が気づいていないだけではと思うようになる。
そうこうしているうちに再び聞こえなくなった。以前、ライブを聴きに行ったベーシストの方を襲った耳の症状や、最近の浜崎あゆみの耳に関するいたわるべきニュースが頭をよぎりだし、とうとう私は自分の耳を疑い始めた。
すると、また聞こえ出す。いよいよパソコンに耳を近づけてみると、、、聞こえるではないか! あの異音が。
さっそく、パソコンが異音を発する原因にはどのような事例があるのか、ネットで調べる。検索で出てきたページではPC内のファンの音やホコリ(ごみ)の原因で発するというアドバイスが少なからずあった。
そして一番のっぴきならないと思ったのが、ハードディスク(HD)の寿命が原因と書いているサイトだ。PCからキーンという音が鳴り出してからしばらくするとHDがつぶれ、データがおじゃんになったという例が一番目を引いた。
これはやばい! 絵画の画像や特にデジカメを手にしてからの写真・動画類はすべてPCの中だ。それが二度と戻らないものになったら、と考え危機感を更に自分で煽ってしまうのだった。逆にいえば、PCが今の自分にとって欠かせないツールになってしまった、ということだろう。
まずはバックアップを取らねば!と気持ちはあせる。明日になれば、たとえ予報が雨でも、日が沈んでからでも外付けHDを買いに行ってやる!と決意し、次の日さっそく買いに行った。案の定、雨だった。
バックアップを取り始めたときは緊張の一瞬だった。いつの間にか膨大な量になっていたゆえ、すべて終わるまで2時間ぐらいかかった。そのときも異音が鳴っていた。
電源を切り、日が沈んだというのにPCに慎重に掃除機を当ててホコリを除去。なのに再び電源を入れると、あの異音が鳴り出した、キーン。
これは本格的にヤバい。まさかシステムを「掃除」せねばならないのか。と落ち込み気味になっていると、またしても音が消える。そしてまた聞こえ出す。今度は自分の後頭部の方から聞こえてくるようになった。

????

異音の発信源は、PCの向かい側、私の座る椅子の後ろにある時計であった…。よくよく考えてみればこの時計、日本標準時か何かを外から拾ってきて時刻を自動的に合わすという、私が勝手に「電波時計」と呼んでいる代物だ。こやつの電池が切れていて、それを知らせる?ための定期的なキーンという音だったのだ。
私は一気に体の力が抜けた。そして思った。知らせてくれるのはいいが、人をあたかも頭痛もちにさせるような不快な音にするなよ! この電波時計め! 措置として、電池を取り出し、新しいのは入れないことにした。
恐らく、私がPCが原因だと思ってあれこれ触っているとき、PCの電源が切れているときでさえ、時計はキーンを発生していたのかもしれない。でも、私には聞こえなかった。
思い込みって恐ろしい。自分ではあらゆる原因が考えられると平静を装っていても、実際にはつぶれたら困るPCにばかり気をとられていたのだ。
長々と書いたが、こういったことは皆さんも経験がおありなのではないだろうか? ちなみに冒頭の「探偵ナイトスクープ」でも依頼者がいつも部屋に置いている腕時計が「妙な音」の発生源だった。依頼者をはじめ、そこに駆り出された全員が腕時計だとなかなか気づかなかった。結局はリポーターが気づいたのだが、依頼者はバツの悪そうな表情とぶっきらぼうにさえ聞こえる声色でお礼を言っていた。

というわけで、結局はお粗末な独り相撲だったわけだが、良いこともあった。普段めんどうくさがって、してなかったバックアップをとったし、320GBものHDが今では本当に安くなったものだという情報も頭に入れたし、バックアップの内容を改めて見て、いつかブログにアップしようと思っていたのに忘れていた画像・動画がたくさんあることに気づいた(笑)。アンニュイなものもあったが、それはそれでシリーズ化できるかもしれないと思うと、お粗末なドタバタも結果的にはネタの発見につながったのかもしれない。
と、しみじみ思っていると、おや、また何か聞こえてくるような…。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





It's only a paper moon

2日前、寒さが少し和らいだこともあり、また最近ウクレレ触ってなかったこともあって、指が忘れていた感覚を取り戻そうと、一日中ウクレレを弾いた。
今回チャンネルにアップした動画は練習曲の一つで、古典映画の名作タイトルでも有名な「ペーパー・ムーン」。この曲を思い浮かべると映画についてどんどん語りたくなるが今回は自重(笑)。
動画は、普段ただでさえ声が小さいのに一日の弾き疲れで輪をかけて小さくなってます…。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )





森重龍 - Love'd Song

前回の記事で触れた森重龍さんの演奏を、YouTubeにアップしました。森重龍さんのウェブサイトはこちら、
http://music.geocities.jp/sswryo/
です。
ライブでは最初の一曲の他は全てオリジナルソングで、リズム感のよさに加えて高音がとても栄えるきれいな声で歌い上げられていて、お客さんを魅了していた。カホンのYamamotoさんとベースのOtaさんとの竹馬の友ぶりも微笑ましかった(笑)。
私が森重さんの歌に抱いた印象は、大切な人がいなくなったときの寂しさや、その人に対して後悔していること、思い出・追憶を詞にするセンスの良さだ。そういった感情(言葉が頭の中で混交している状態)から、いつどこで言葉にするのだろう、どうやったらできるのだろうかと思ったほどだ。その歌詞に静かなテンポの曲が充てられるので、歌詞が聞き取りづらいということがなく、初めて聴いた私でもストレートに心に染みたのだった。
弊ブログで紹介するのは、森重さんご自身も最近特に力を入れて歌っているとおっしゃっていた「Love'd Song」。歌詞をかみしめるように聴いてみてください。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





mina & Yohei - 「島人ぬ宝」

二日前、第一部でウクレレ、第二部でギターが登場するライブを聴きに行った。出演者は前半がminaちゃんとYoheiさん、後半が森重龍(もりしげりょう)さん。
ライブでの曲の詳細については、YouTubeへの動画アップとともに徐々に詳しく書いていくが、まず目を引いたのは、ライブが行われたカフェバーの雰囲気だった。とてもジャジーな曲や静かな曲が似合いそうな大人の雰囲気がかもし出ていて、加えて音響もすばらしいお店だった。
そんな感じの店でウクレレとギターが奏でられたのだが、こじんまりと贅沢な音楽ライブの雰囲気で、大人の盛り上がり方ができるところが、すばらしかった。そして、お客さんにも出演者とともに演奏を楽しんでもらえるよう、小さい打楽器やマラカスが席に何気なく置いてあったりするとこも、よかった。

今回の動画、まずは、minaちゃんとYoheiさんによるBIGINの名曲「島人ぬ宝」をYouTubeにアップしました。この曲はいわゆる森羅万象の沖縄のウチナーの心を歌ったもので、とても心に響く歌詞だが、minaちゃんの透き通る声と、徐々に曲の調子(弾き方)を盛り上げるように奏でられたウクレレで聴いてもすばらしい曲。
ぜひ、聴いてみてください。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




珍しいことに、昨日、私の携帯のメアド宛に、業者さまから以下ようなメールが届いた。(同じような一般企業名や人名などのイメージ悪化を防ぐため、部分的に内容を伏字にしたり変更を加えてます)


Date: Mon, 03 Mar 2008 14:22
Subject: 退会手続を至急完了して下さい
From: 架空請求業者さま♪
To: 私の携帯メアド

■■株式会社セソ●●●
■■03-XXXX-XXXX

株式会社セソ●●●の芝稲と申します。早速で申し訳ないのですが、本通知の詳細についてご説明させて頂きます。
お客様が現在ご使用中の携帯電話端末(※各サイト認証システムによる同意確認済)より以前にご登録、ご利用されました『総合情報サイト』『無料特典付メルマガ』『無料懸賞付きサイト』『ギャンブル情報サイト』及び『アダルト情報サイト』以上の各サイトに於いて、無料期間内での退会手続が完了されていない為にご登録料金及びご利用料金が発生しており、現在まで料金未払となった状態のまま長期間の放置が続いております。
株式会社セソ●●●ではサイト運営会社より依頼を受けまして、料金滞納者の個人調査、悪質滞納者の身辺調査及び法的手続準備などを主に行っております。
本通知メール到達の翌営業日(営業時間内)までにご連絡を頂けない場合は、不本意ではありますがご利用規約に伴い
個人調査の開始(悪質な場合は身辺調査の開始)
各信用情報機関に対して個人信用情報の登録
法的書類を作成し直ちに法的手続の開始(強制執行)
以上の手続を順次進めさせて頂きますので、予めご了承下さい。

※退会手続の再開、料金ご精算の手続、その他ご相談等をご希望のお客様は下記に記載されている当社営業時間内に担当、芝稲までお電話下さい。

■■株式会社セソ●●●
■■受付/03-XXXX-XXXX
■■定休日/日、祝日
■■営業時間/午前10時~午後7時迄(月~土曜日)


いやぁ、こういうメールを見るのは、本当にひさしぶりだなぁ(笑)。
もちろん、私には覚えがないことなので無視するのだが、それにしても送信主は私の携帯のメアドなんてどっから入手したんだろう? コンサートや寄席のアンケートでも携帯のメアドなんて記入したことないし、となれば紙媒体かネットの媒体での公的な文書に記入せざるを得なかったものから漏れた可能性が高いということか? 「個人情報の取り扱いに関するポリシー」とか読んだ上での記入だが、まぁ突き止めようとも藪の中といったところだろう。
ところで、オレオレ詐欺にしろ、架空請求文書にしろ、無視するか酷くなれば通報するのは当然のこととして、それに反撃する受信者の例で大笑いするネタも、少なくない。
大容量の動画ファイルが比較的簡単に公開・視聴できるようになった現在では、たとえば電話で名を名乗らない架空請求者とのツッコミ合いの末、「狂言」でもって業者をやり込めたり、異なる架空請求者に同時に電話をかけて「対決」させたり、架空請求者のいかつい捲くし立てにアニメの人気キャラの声で対応させて笑いをとるよう編集された音声ファイルがあったりと、業者に立ち向かうツワモノもいるのだ。
さて、この記事のタイトルだが、これは今年の正月にマスメディアを通じて報じられ話題になった、「アニメ神社」の元ネタになったアニメの登場人物のセリフだ。
すごく良くできているアニメ作品と聞いたので一応見てみたわけだが、その人気キャラが某動画サイトで業者に立ち向かっていた。

架空請求業者「あんた名前は?」
アニメキャラ「わたし、みさ☆」
架空請求業者「うちのサイト、どんだけ利用したか分かってんだろ!」
アニメキャラ「5秒以内だったら、菌が付かないんだってヴぁ」

↑のような感じだったかなぁ。所詮アニメキャラのセリフゆえ、ボキャブラリーに乏しいやりとりが延々と続くわけだが、私は大笑いしたことを思い出す。もちろん、これは一例であって、反撃してくれる者はどんな存在だっていいのだが。
でも、私が実際に電話を受けたとなったら、無視してブチッと切ってしまうだけだろうなぁ…。

  ***

おまけ(追記3/9,23:22)



上のアニメを知っている人なら、↑の画像がどういった場所か分かるかも!? 分かる方、コメント待ってます(笑)。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )


   次ページ »