4/1(火)
我々はぁ
学生運動というでアジる時、必ず1人称複数形である。
僕はぁ
俺はぁ
私はぁ
単数系では今イチ締まらないし、
言葉として弱い、もしくは軽い。
ああ、オレもか、という共感を、何しろ喚起することが出来ない。
しかし、我々は、ってなあ、昭和だよ、昭和。
目が覚めたら4時ぐらい・・・
3時間睡眠に逆戻り、疲れてはいるんだけれど、
それ以上に加齢が勝るってこと?ああ、イヤだイヤだ。
今日は9時過ぎに家を出ればいいので、時間があり余る。
だからといって何かをする訳ではない。
のんびりするだけ。
今日は春霞の勝ち。
富士山は微かにも見えない。
ただ、さほど暖かい訳ではない。
春物のコートに巻物でちょうどいいぐらい。
目黒線で南下し、多摩川線に乗り換える。
蒲田駅
ホントは西口に出た方がいいんだけれど、
サクラがあるということと、
余裕がありすぎるので東口に出てみた。
東口をちょっとだけ歩いてから、呑川沿いへ。
さらに東にはサクラが並んでいた。
ああ、ちょっと失敗。
昨日、ヤマト運輸の遅配がひどいと聞き、
送付予定だった蒲田のクライアントへの荷物を引き上げ、
そして直行して、届けにきた訳である。
簡単な打ち合わせをしてから、会社に戻る。
飯田橋の要項を進めなければならないけれど、
小さいコンペ案件の相談にのったり・・・
てか、説明にはオレも行くんだよね?
いやはや
原価計算のチェックやら、情報誌の体裁チェックやら、
午前中にできたことは、それぐらい。
13時半過ぎに会社を出て、四ッ谷に向けて新宿通りを西へ。
コートを着ていたら暑いだろうなあ、なんて思っていたら、
ウールのコート、しかも厚手のコートを着ている就活生。
いくらなんでもねえ。
しんみち通りを抜け、徒歩徒歩亭の先まで進むけれど、
14時で営業を終わらせるような店ばかり。
新宿通りに出るとやよい軒、
反対車線側には太陽のトマト麺、そしてカレーうどん屋。
カレーは昨日、食べたし。
こうやでいいか、と四ッ谷駅方面に戻る。
しかし、しんみち通りの手前にニューオープンの店がある。
俺たちのナポリタン
安いラーメン屋がここにあった、
一度も入ったことがなかったけれど、
それがいつの間にかこんな店になっていた。
ナポリタンは、まあ失敗のしようがないメニューだし、
と入ってみる。
ドアを抜けると左手に券売機。
その奥にカウンターが5席ぐらいで、
一杯だったから、奥に進むとテーブル席。
そこに案内されて、待つこと10分以上、
ちゃんと仕上げていることだけはわかる。
俺のナポリタン(700円)
目玉焼きが載っているのはなぜ?
昭和のナポリタンにはなかったけれど。
これで並、麺が300gあると知り、ちょっと驚く。
山のように盛られた大盛りは400g・・・アホか。
小盛り200gまでは同料金なので、大盛りの声が乱れ飛ぶ。
アホだ。
毎朝作るというソースはケチャップにしか思えない。
「俺の」が味の濃さを表現していると思ったら、
意外と濃くはない、むしろ薄めなぐらい。
300gも食べるにちょうどいいぐらい。
乾麺ならば2mmぐらいの極太パスタは、
パスタはもちろんアルデンテとは無縁、
まあ、それもナポリタンだから。
メニューはナポリタンだけではなく、
ボロネーゼ、いや、ミートソースもある、
ミートソースだから、たぶん許される味だろうけれど・・・。
しかし、店名は「俺たちの」と複数形、
メニュー名は「俺の」と単数形になるのはなぜ?
共感を呼びたいのか、俺流的なものを押し付けたいのか、
いやはやさっぱり
ただ「俺」という1人称は味の濃さではなく、
量の多さということなんだろうなあ。
店を出て、四ッ谷駅へ。
8日前には10輪ぐらいしか咲いていなかったけれど、
今日はもう葉桜になっているものだってある。
ソメイヨシノってホントに早いよなあ。
四ッ谷見附側もキレイに咲いていた。
しかし、オレは何をしに来た?
ああ、もちろん我々でも、俺たちもでない、単数のオレ。
もちろんサクラを見にきたんだけど、それが何か?