LEDフェスティバルが4月29日に終わりましたが、撮りためた写真で、良いものがいくつかありますので、紹介しておきます。
最初は、眉山山頂の展望台にあった作品で、実際の夜景を背景に、煙のような模様を見せる作品です。アクリル板に特殊な加工をして、そこにLEDで光をあてています。幻想的です。
次は、大きなクスの木の上に円盤状に取り付けられたLED電球が、下にいる人に反応して色が変わる作品です。ここには録音機能がついていて、下で大きな声で叫ぶと、それが再生され、公園の数か所にある同様の作品が反応してあちこちで反響し、それがやがて鳥の声に変わるという、不思議なものです。かなり大きな音で反響し、祭りの間の夕方は徳島の街中に不思議な音声が反響していました。
城山公園の池の前に行われていた「アワオドル」という作品を撮った時に、偶然撮れた不思議な写真です。きっとシャッターを押す時にカメラを動かしたのだと思います。しかしLEDを衣装にまとった女性が踊っていますが、そちらは全く流れないで、池の上に置かれた青いLEDの光や町の強いライトだけが流れています。
最後の巨大風船は、祭りの最後に新町川を直径10mほどの巨大風船が流されている様子です。風船の内部からプロジェクターで映像や文字を風船内部に映し出しています。おそらく文字は反転させて映して外側から見たときに普通に見えるようにしているはずです。両岸から大勢の人が見ていました。
NEXT2016 SEE YOU AGAIN
と書かれています。今度は3年後にもっと素晴らしい祭りが行われると思います。この祭り期間は、仕事が終わると、毎晩LEDアートを見に町へ出る生活が続きました。大勢の人がこの祭りを楽しみ、徳島の夜の新しい魅力が発見された気がしました。この展示物のいくつかは残して、観光の種に使っていくのが良いと思いますし、毎年、小規模でも祭りを続けていくと、観光客にも周知されていくと思います。