徳島市中心市街地活性化協議会からの依頼で、横断幕を制作中です。来月、徳島市で、茶道の裏千家淡交会四国大会が開催されますが、それに合わせて、商店街に茶道の言葉を横断幕に書いて展示するのです。下記はその団体のサイトです。
横断幕は、昨年の秋から実施し、マスコミなどでも取り上げて頂きました。
昨年は、商店街の名前や商店街の人々が考えた標語などを書き、今春には、震災へのメッセージや、交通安全の標語を書きました。今秋は茶席の言葉です。10月中旬に、ここで高校生が茶席を出すのだそうです。
協議会から提示された言葉は8つ。今回はこれを8人の学生を指名して書いてもらうことにしました。紙は、裏打ちなどに使われる「鳥の子紙」の長いロールを切って使います。幅は1m、1ロール50mのものを使っています。長さを4.5mにします。この紙は裏に墨がにじみませんので、扱いが楽なのです。
今はまだ授業が始まらず比較的余裕があるので、学生を数名ずつ学校に呼んで、こちらも準備を手伝ったり、指導をしながら制作を進めています。先週、2枚が完成し、今日は3枚完成しました。写真は作成風景の一部です。男子学生が熱心に大きな字を書いているところです。明日も2名呼んであります。
大きな字を大きな筆で書くと、筆の使い方がよくわかります。また体全体で書かないと字に成りませんから、ダイナミックな線が出てきます。学生にとってはたいへんよい勉強になります。今日も、この学生は作成に1時間半かけて、4枚書き、最後にその一枚に印を押しました。来月1ヶ月間、徳島市の籠屋町商店街に展示予定です。お楽しみに。