花遊び 山遊び

花を愛し、山を恋し、日々自然と遊ぶ。遊んだ事を記憶だけにとどめず、ブログとして記す。
発信元  流れ星☆彡

バイカオウレン・シタキソウ

2010-12-18 | 牧野で見た植物
牧野で見た植物
■早くも開花!■
 今日は暖かで穏やかな良い日ですが登山はお休み。明日、登るので今日は観察会にでかけました。前週の木曜日からだとあまり日にちがったっていないのでどうかなとおもったのですがやはり、行くものです。なんとバイカオウレンが咲いていたのです。
     

     

     
自生地でも早くて1月中旬にちらほら咲き出すのですが、一ヶ月もはやくこれだけまとまって咲いているとは驚きでした。牧野植物園のシンバルマークの此花、早春を告げる花が咲いていました。
 いつも気にかかっていながら種が飛散するのをみたことがなかった「シタキソウ」。ちょうどのときに行き当たりました。
           
割れてタネが飛び始めたばかり。
     
長くて綺麗な白い綿毛が輝いています。種は扁平で中にはなにも入っていないようですが・これがしっかりしたタネで3年で花が咲き出すという優れもの。ふわふわと飛んでいてって発芽しあちこちで花を咲かせるのです。今年はたくさん自生地で見てきました。
     
白くて香りの良い花
     
大きい鞘。
今自宅では苗が育っていますので3年後が楽しみです。
2つを楽しめたので参加してよかったと思ったのですが他にも色々とあり2時間たっぷり有意義に過ごせたのです。
園内はキクの後はクリスマスに植え替えがなされていてそれも見ていて気持ちよかったのです。ほんの一部
     
ヒースの白とシクラメンの赤。お正月にも良い配色です。
シクラメンは別名カガリビバナ・そして豚の饅頭。此処までは知っていましたが猪(野豚)がこの丸い塊根を掘り出して食べることから、英名(sow bread=雌豚のパン)と名付けられたのだそうです。これは知らなかったです。参加して又一つ賢くなりました。
豚の饅頭と名がついたのは明治の初めに小石川植物園に入ってきたときに大久保三郎という英国留学帰りの植物学者が、日本風に、『豚の饅頭』と翻訳した和名を付けたからです。
もう一つの別名カガリビバナは
日本の婦人(九条武子)がシクラメンを見て、「これはかがり火の様な花ですね」と言ったのを聞いた牧野富太郎が、『豚の饅頭』では可哀想だということで、『篝火花』(カガリビバナ)名づけたといいいます。しかし現代では、滅多に和名を用いる事が無く、シクラメンの方が通りがよくほとんどの人がシクラメンといいます。流通し始めたときに「カガリビバナ」と言っておればよかったのにと少し悔やまれます。
コメント
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