
■多種多様■
昨日の高知市近郊の里山の水田に生育する植物の観察会では数多くの小さい普段は気が付かない植物にあえました。水田に入ってみる機会がが少ない所為知らない植物が多くあるのです。犬を飼っていた頃は稲刈りの後少しだけはいりましたが稲があると農家の人に迷惑だという思いもあり近寄ったこともないのです。今回畔を荒らすこともないように皆で心してみて回りました。稲刈り後間もない場所・耕作放棄地にも種々あったのです

アブノメ
開花したのを見られなかったのは少々残念

アブラガヤ

キカシグサ

キクモ


コシロネ
今まで見たことはあってもこれほど群生しているのを見たのは初めて。あっけにとられてみました

クロホシクサ

ミズマツバ
一番強烈な印象を与えたのが「ヤナギスブタ」でした。名前がすごいですね。高知には柳町という歓楽街・飲食店街があります。そこには中華料理店がある。そこの「酢豚」を連想してこの花を見るのだから・・困ったもの全く違うわねえ。

柳のような葉

葉は水の中にあり花は水中から出て開花

観察のために水中からだし撮影

ぼけていますがこのような感じで田にあります。
ヤナギスブタ(トチカガミ科)漢字で書くと「柳垂・柳窄・柳簀蓋」
本州から九州にまで分布する一年草。水かさの浅い止水を好んで生育する沈水植物
花は非常に小さく、花びらは細くて、白い花を付ける。
名前の由来は葉の形から
柳のような葉そしてわかり難いのは「スブタ」ですよねこれは名古屋の方言で、「女の児の乱れた束ねた髪を「垂髪」と呼ぶそうで 水の中に漂う姿をスイブタ・・スブタ髪に見立ててスブタとしたそうです。確かに髪の毛を束ねた感じではあります。、
もう一つの説では 食器などを覆う、竹やヨシで編んだ簀(す)の蓋を「簀蓋(すぶた)」と呼び葉がからみあう姿がそれに似ているからとも・・食い意地の張った私のような人間は「酢豚」を連想したのですがそうではなかったわけです。
角くて大きいこげ茶の花ではなく小さい白い花でした。(笑)