満腹度１８０％

この(日)(月)は久しぶりの女性部会で、
千葉は千倉のグルメ派の宿「政右ヱ門」へ。
“グルメ派”と謳うだけあって、
お食事が本当に素晴らしかった！

まずは、活あわびとゆで伊勢海老、
それにさざえのつぼ焼きがまるごとひとり１個ずつっ！

それから、大きな板で供されるお刺身の盛り合わせ～！
板長さんが来て「ひらめはサービスだよ♪」。
ひらめのほかに、中トロ、あじ、とびうお、うに。
そしてまた、ここでも伊勢海老が盛り込まれているという豪華さ。
鮮度バツグンのぶりぶり食感で、
かみしめるごとにあまさがじんわりとお口に広がる。
なんて言ってるけど、その時はみんなもう、
ただただ感涙の極致で「うまい…。うまい…」を連発しながら、
とにかく食べることに専念するのみ。分析はもちろん後で。

とろりとした甘さのなす田楽も、
洋風にマリネしたあまえびと玉ねぎのサラダ仕立ても、
伊勢海老のダシが利いた小さなお鍋も、
キスとまいたけとクジラの揚げものも、
いちいちぜーんぶため息が出るほどのおいしさで…。
脇役がひとつもなくて、主役と準主役だけなんてこと、
めったにないよね。
これも全部食べたい、それも残せない、
あれもせめてもう一口だけ…。なんてやっているうちに、
突然一口も食べられなくなって、
個室食堂の畳にどうと横向きに倒れて虫の息。

それでも呼吸を整え部屋に戻ってしばらくすると、
「今ならもう少～しだけ、食べられる気がする…」
「残したあの中トロ、もったいなかったな」
「今度は絶対にタッパー持参で、部屋で二次会だ～」
といった思いが胸をよぎり、
そのあさましさに我ながら苦笑い。