画像はかっちゃんさんより頂いたマップ。
今の時点でわかったことを、少し。
あ、すみません。「わかったようなキブンになっていること」をあげていきたいと思う。
まず、サブコンによって燃調をいじるということは、「キャブをいじる」コトと同義と思う。
すなわち、「燃料と空気をできるだけ詰め込む」ことが調律の基本的な考え方だ。
だから、もともと機関の持っているスペック以上のものは出ないし、機関のスペックが上限に近いバランスで組まれているものもそれ以上は出にくい、ということだ。
ひとつだけはっきりしていることは、通常のバイクはストックの場合、消音によって、それなりのロスが見込まれた状態、ということだ。
ただ、それも、ハヤブサとか、ZZ-R1400なんかは、たぶん、純正の消音機もそれなりの排気効率と消音を両立していると思う。
したがって彼らは大幅なスペックアップは考えにくい。
マフラー交換によって排気効率が大きく上がっている場合、燃調の調律も効果を発揮するとは思うが、効果は限定的といわざるを得ないと思う。
んで、ロケⅢ。
ご存知の通り、コイツは2300CCの持ちうるポテンシャルを充分発揮しているとは考えにくい。
マフラー(排気量に対して容量が極小)、吸気系(過去ログ参照)、さらにはセカンダリーバルブでも抑制している。
給排気、燃調の調律によるスペックアップは期待が大きい。
なんで?
例えば、ロケⅢについては、「意外に燃費がいい」ということが広く知られている。
ストックの状態では、乗り方によっては、一般道でも15K/L近く走ることもあり、ひとつの美点といえるだろう。
以前乗っていたワルが、エコランを意識して走ってそのくらいまで行った記憶がある。
排気量が3割増し、馬力で5割増しなのだから、本来の姿はもっとガズルっていいはずなのだ。
オレ的にはちっとも美点ではない(笑)。
そんなのより「モアあほヂカラプリーズっ!」だ。
んで、poita号は吸気/排気共にストックより効率よさげなモノに変更されている。
後は、燃調だ。
さて、前フリ長かったですが。
画像をご覧頂きたい。
マップには特定の回転域/アクセル開度のステージで、明確な特徴があるということだ。
ソレが何を意味するのかは、今後のライド/調整で明らかになっていくと思う。
本来パワコマは、個別にショップなどでの調整が推奨されている。
アチコチのWEBで「あまり効果ない」というのも時折見かける。
でも、効果は、あると断言する。
いろいろやってみようとは思っているのだが、今回は「アクセル開度」の認識設定を少し狭目に設定した。
アクセルゼロ開度と、全開部分はよっぽどでないと使わないからだ。
昨日のテストランとこのマップを見比べて、ひとつ、わかった。
っつーか、「マップ見ればわかる」コト。
最も燃調の補正が効かせてあるのは「アクセル開度ゼロ」の場面だ。
通常、大きく加速を行うシーンの多くは「アクセル全閉後」が多い。
シフトアップした際が最も頻繁な例だろう。
今回のテストライドで、アクセルを開ける際の力感が強くなったように感じるのは、この部分の補正が大きくかかわっていると感じた。
「感じた」というあいまいな表現なのは、理由が。
調整ゼロとの比較をしていないのです(笑)。
つまり、検証はまだまだ、これから。
おいおい、レポしていきます。