山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

今になって判ったこと

2006-11-23 18:35:22 | 放送大学
以前、あるサイトの掲示板で論争になったことがあります。
それは、私が「中国はまだサービス業の発展していない地域が多く、宿泊施設などはサービス接遇の態度や客への衛生、安全管理などについて、日本などの先進国に学び、向上させていかなければならない」というようなことを書いたのが元でした。
その意見に意義を唱えた人によると、「サービス業のあり方について、日本や欧米先進国などのやり方が優れていると考えるのはおかしいのであって、その現地はその現地のやり方ですればよく、今現在の状況を変化させるべきと考えるのは、おごりである」というようなものでした。

今、放送大学で文化人類学をとっているのですが、今になって、そのとき掲示板で私の意見に猛反対した人が、どういう視点に立ってそういうことを言っていたのかわかるようになりました。

つまり、文化人類学を始めたのは、もともと先進国の人間であり、その初めの考え方としては、自国の文化を優れたものとし、他の民族の生活習慣や文化については、未開のもの、野蛮なものなどとみなし、それらはこれから進化して文明国へと発展しなければならないというような考え方をしていたようです。
しかし、その考え方はおかしいのであり、未開と思えるような民俗文化でも、それはそれで固有の価値と意味を持っているのだから、それらが同じ「文明」へ向って発展する必要などはないというものです。

それは確かにそうでしょう。何が正しくて何が間違っているとか、何が優れていて何が劣っているとか、文化に対して比べることはおかしい。多神教は未開で、一神教が優れているから、八百万の神を受け入れる日本文化はおかしいなどと言って、キリスト教になれとか、キリスト教でないならクリスマスをするなとか、そんなことは言えないはずです。
日本人の多くは、寺に行って神社に行って教会に行く、それでいいんだ。

その人は自文化至上主義を批判する立場として、私の発言に問題提起してきたのでしょう。

しかしながら、私が思うには、もともと「中国のサービス業は発展しなければならない」と言って嘆いていたのは、ある中国人の人だったし、日本にホテル業などを学びに来る中国人留学生がたくさんいるという事実の中で、観光やビジネスを発展させようとしている中国の現地の宿泊施設が現状のままでよいなどと言えるのかということでした。だったら、中国人が日本やアメリカ、ヨーロッパなどに留学する意味がないということになります。自国のいい面は残しつつも、それらの国に学ぶものは多いはずです。

逆に、今のままがいいというひとは、設備が整っていない不便さや危険性、素朴さを楽しむようなゲテモノ趣味を満喫するためにそんなことを言っているようにさえ感じます。
たとえば、ドアのないトイレ、鍵のかからない部屋、洗わないで使う皿、約束をしても時間どおりに迎えに来ない案内人、偽物を本物だと言って高く売りつける店員、などを楽しむ外国人も中にはいるかもしれません。
たしかに、昔ながらのその土地独特の手が加えられていないものにはそれなりの魅力があるとも言えますが、それはそれです。

世界の多くの人に来てもらい、経済効果を上げようと思って、実際にその方向に動いている状況ならば、やはり先進国の感覚や水準に合わせること、ドアにちゃんと鍵がかかり安全にすごせるとか、衛生的な食べ物を提供し宿泊客を下痢にさせないとか、通信・交通手段、人的サービスシステムも整え、快適に便利に滞在できるように進展させるという方向性は無視できないことだと思います。下水の設備や排気ガスの浄化なども必要でしょう。だからこの場合、文明を抜きに考えることは事実上できないと思います。

ただ、その論争があったときに、そういう文化人類学の歴史や問題点を知っていたら、それを踏まえてもっとうまい説得ができただろうな、と思いました。
その相手も、私がそういうことを知らずに偉そうなことを書いたことに対してムカついたんだろうと思います。

やはり知識は必要だ~!!!
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勤労感謝の日

2006-11-23 11:19:40 | 未分類過去
今日は勤労感謝の日だが、家族は家にいない。

長女は就職活動で飛び回っていて、今日も企業のどこか(正確にはその企業が経営している施設)を見学に行くらしい。本来の学業もそこそこに就職関係の説明会やセミナーに参加しまくっているようだが、今の時期は大学のほうは試験の時期でもないので、適当に授業に出ていさえすればなんら支障はないと本人は言う。
多くの企業、多くの業種を見ているうちに、けっこうな社会勉強になっているとは言えるが、いったいどんな会社に就職することになるんだか?
とにかく、多忙につき、最近は家に来ることも少なくなっている。

高3の次女は次女で、今日は10時から3時までと、5時から10時まで、別々のバイトを入れている。学校が休みだから、昼間は予定がないと思っていたのだが、働く人間がいないとかいうことで、駆り出されたようである。
ファーストフード店は、平日の昼間は主婦などが働いているらしいが、祝日で子供の学校や夫の会社が休みとなると休暇をとってしまうようだ。それで、学生アルバイトが代わりに入ることになる。

次女の今月の給料総額は9万円を超えるのだという。確かに一日も休む暇なくぶっ倒れるんじゃないかと思うくらい働きづくめであるから、そのくらいの金額にはなるだろう。
少しは仕事を減らせと言ったら、数日前はバイトの専門学校生が修学旅行に行っているので、その代わりに入らなければならなくなっているということだった。それじゃあまあ仕方がないか・・・。

来年以降は当人も専門学校でヨーロッパのほうに修学旅行に行くことになる。美容師の勉強はやはり「モナリザ」の時代の芸術に遡るらしく、多くの美容専門学校ではフランスやイタリアなどに行って本物に触れ、芸術鑑賞をする日程が年間行事に組まれている。
もう1つはやはり、日本の伝統美、京都である。着付けや髪結いなど和の本物に触れるには京都ということだ。そして、髪型というのは、当然ながら服装と直に関連しているが、拡大していくと、建物、風景などとも切り離せないもののようだ。

私自身、美容院では、「全体に3センチ切ってください」とか「緩めにパーマをかけて」とか、その程度の認識しかなかったが、実は美容専門学校は芸術学部みたいなもんで、美の伝統と最先端を追究する。その前提に職人としての技術や、体を扱うことについての衛生や健康管理、さらには接客のための心理学など、幅広い勉強をすることになり、驚いたしだいだ。

人をかっこよく美しくする魔術師みたいなもんだが、人を美しくするためには、当然自分自身もそうでなくちゃならない。そして、庶民から金持ち、あらゆるタイプの人間にいたるまでの「美」について、幅広く研究する必要があるだろう。

話がそれたようだが、庶民である美容師の卵でも、一流の美を勉強するためには、多額のお金を出して修学旅行に参加する意義があるわけである。こういうのは美容師に限らず、調理師なども一流のフランス料理・日本料理を食してみる必要があるので、やはり勉強のためのお金が必要となる。

それで、専門学校生はバイトをしてお金をためたり、先輩が研修旅行に行っている最中は代わりに頑張って働くというわけ。
まあ、話はそこにつながります。

次女が夜働いているほうのコンビニでは、先日はボジョレーヌーボーの解禁で、売り出したりもして、前日入荷だから、店長は毎年前日に飲んでいるそうだとかいう裏話を聞いた。
ワインのことなんか何の関心もなかった子供が、バイトを通して「そのワインは何ぞや?」などといろんなことに関心をもち、親よりも多くのことを知るようになってきた気がする。

今日は、夫は24時間勤務で明日まで帰ってこない。

私は一人、家の中で何をするかな?
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子供の頃の夢

2006-11-23 01:12:29 | トラックバック練習・ご意見板
今週のお題について書きそびれていました。

「子どもの頃の夢」って、将来の職業についての夢ってことですよね。

小さいころは、何にも考えていなかったと思います。
漠然と、テレビで脚光を浴びている歌手や俳優になりたいと思っていたような気がしますが、当然、非現実的なものですね。

それから、小学校の高学年以降は、小説家とか随筆家とか思っていて、高校のころは評論家とか思って、その後はアナウンサーとか、舞台役者とか思ったりしていたようです。

あっ、それから、バスガイドさんにもひそかにあこがれていました。
遠足や修学旅行に行った時に、説明してくれたのが印象に残っていました。
ただ、バスガイドさんは説明だけではなくて、歌が歌えないといけないからだめだなと思ったり、人の世話をするのもちょっとなあと思って現実的には考えませんでした。

ところで、「子どもの頃の夢」と聞いて、ぱっと思い起こしたのが、職業ではなく、
“お姫様のようなドレスを着ること”でした。
裾がふわっと広がった、シンデレラが舞踏会に行く時に着るようなドレスが着てみたかったです。髪の毛は縦ロールですね。
だから、小学生のころ、髪の毛をカーラーで巻いて寝てみたりしました。朝起きるとクルクルになっているんですが、もともと直毛なので、しばらくたつと元に戻ってしまいました。
そして、親戚のおねえさんからもらったちょうちん袖のギャザーの長めのワンピースを着て、その下にもう一枚ずらしてスカート部分を重ねて中から安全ピンで留め、2段式にして足が全部隠れる長さのドレスを作り、それを着て鏡に映して楽しんだりしたものです。
上が紫の花模様で、下が青い生地でした。色はちょっと地味でしたが、形は本物のドレスっぽくなって満足しました。
高校になって演劇部になったら、ドレスが何種類かあって楽しかったですが、それほど豪華なものはないし、結局は男役ばかりやることになりました。

本当にドレスを着たのは、結婚式ですね。お色直しに淡いピンクのレース生地のふわっとしたドレスを着ました。その後、白いウエディングドレスも着たかったなあとずっと思っていました。

以後、ドレスというようなものは、コーラスで白いブラウスに紺のロングスカート、それから合唱団のドレスとして真っ白な生地の上下を作りましたけど、これらは華やかなドレスじゃないですね。

やっぱり今でもふわっと広がった豪華なドレスにあこがれます。
しかし、もう似合わないなあ~
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生まれつきの特権

2006-11-23 00:29:19 | 未分類過去
最近、仕事仲間で話題になっているのが、歯の矯正の話である。お子さんのいるパートタイマーが多いわけだが、そのお子さんたちが皆、歯並びをを強制しているということだ。
それが、健康保険が適用されないからすごい金額だそうで、総額100万円前後かかり、期間も数年かかるのが普通らしい。
へえ~~~~~

ところで、うちの家族、自慢じゃないけど、いや、自慢かな?歯並びはいいです。
だから、矯正の必要はありません。
何でかな?つうか、実は私を初めとして特に長女と私は「顔がデカイ」!
つまり、横幅が広くてあごが頑丈なわけです。
それは、美的感覚からすると、悩みの種でもあるんですが、
きっとそのおかげで歯並びがいいんですね。完璧です。

夫は、顔の形と大きさは普通で、次女は夫のほうに似ている。こっちの2人はそんなに顔の幅は広くはないけど、歯も一応ちゃんとはまっているようです。

最近の子供って顔が小さく、あごも小さいから、歯が全部納まるスペースがないらしいですね。
次女の場合、片側の八重歯が多少出ていますが、愛嬌の範囲です。

ああ、金がかからなくてよかったなあ~

コンタクトレンズなどもお金がかかるようだが、それもいらない。

まったく、このように生まれついたことに感謝するばかりです。
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