山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

日本の観光立国化に危機感

2020-05-10 09:45:36 | 日記2020

百田直樹氏が、日本の観光立国化に危機感を抱いているとツイッターで発信しているそうだ。

「日本を素晴らしいと思い、観光に来てくれる外国人は嬉しいが、国や民間が『観光客誘致』を優先順位の高い目的とするのは、どこか違うんではないかと思う」

ここのところ、新型コロナ感染防止のため、外国人観光客が来なくなっている状態だが、観光業は収入が激減して困っている。

それについて、

「ましてそれを頼りに生きていく日本人が増えていくのは何かおかしい気がする。中にはそれなしでは生きられない日本人もいる」

「その国が観光に力を入れ出した途端、国力が落ちていくような気がする。イタリアやギリシャがそうであるように。また発展途上国で、観光に力を入れている国は、それ以外の発展を放棄した気がする」

と語っているとニュースで読んだ。

私も全く同感である。

日本は、質の良い工業製品を輸出して利益を得ていたが、それはもう何十年も昔の話になっている。確かに高級な精密機器などは今でも日本国内でしか作れないそうで、それなりの利益を得ているらしいが、普通の製品については多くが、日本の会社の製品でありながらも外国現地で製造されており、国内では作っていない。

今回の「紙製マスク」などが良い例である。

そして、日本はいつのまにか、第三次産業であるサービス業、観光などで利益を得るようになっているのだった。(2000年ころから第3次産業が70%を超えた)

観光に力を入れ、あちこちを世界遺産に登録するなどして、どんどん外国人観光客を呼び寄せるようになり、どこに行っても外国人だらけで、日本人がいる場所もなくなるくらいだ。

富士山も京都も外国人ばかり。

私がいる東京近辺では、高尾山も外国人で渋滞しているということだった。

私は時々小田急ロマンスカー(座席指定の特急)に乗るが、その座席の多くは箱根に行く中国人や韓国人で埋め尽くされていた。

そのような外国人観光客のお陰で、観光地が収入を得てきた。宿泊・交通・観光入場料・土産物等々。

それが、健全な姿であったかは、今外国人が来なくなってわかったことだが、現在、収入が90%以上も減ってしまったという店や会社や宿泊施設が多々あるということだ。

これは、あまりにもサービスの対象が偏りすぎていたわけなのだろう。

外国人観光客を相手にすれば、簡単に儲かるということで、安易にその方向へ向かっていったし、日本政府の方針そのものが、日本を観光立国にしようとしていたことにもよる。

日本は農地が少ないから元々食料は輸入に頼っているが、工業については国外に工場を置くようになり、そして観光客も外国人頼み、ということだから、何もかもが外国ということで、日本国内で日本人は何をしてるんだろうということになる。国力が無くなっていくのはあたりまえだ。

国際的な共存も大切だが、自分たちの社会を自分たちで充実させないと脆弱な社会になってしまうと思う。

今回の新型コロナの危機は、日本の在り方についても良い教訓になったと思う。

 

 

 


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