私は、ライトやナイフなどお気に入りの道具は、同じ物を複数購入することがあります。
自宅用と職場用、普段使い用と災害時の保管用、と言った理由からです。
というわけで、
奈良定さん製作のPETITS WORKERも2本目を購入しました。
仕様、( )内は
前回のもの。実測。
全長:135.5mm(133.5mm)
刃体長:57mm(53.5mm)
ハンドル長:78.5mm(80mm)
刃厚:2.5mm(同左)
ハンドル厚:9mm(同左)
鋼材:ATS-34(同左)
ハンドル材:グリーンキャンバスマイカルタ(同左)
シース:カイデックス(同左)
本体重量:44gストラップを含む。(43g)
シース含む重量:71g(68g)いずれもすストラップを含む。ネックストラップ仕様。
外観・仕上げ等
仕様は、基本的には前回のPETITS WORKERと同じですが、前回とは微妙に形状が異なります。
ハンドルがわずかに短く、刃体長が少し長く、全長もわずかに長くなっています。
刃のカーブも微妙に異なっています。
これは、改良を頻繁に行うため、形状が異なってくるとのことです。
写真では違いがよく分からないかもしれませんが、上が前回のもの、下が今回のものです。
シースに収めたところ。単四電池仕様のライトArc-AAA LEと比較してみると、比較的小さなナイフだと分かります。
最も大きな違いは、このシースです。
小さなナイフですので、シースも、安全性を犠牲にしない程度にできるだけ小型な方が良いという意見を取り入れてくださいました。
写真上が前回のもの、下が今回のものです。
厚みが厚く見えますが、前回はハンドル部分が反対側も膨らんでいるのに対して、今回は片面だけが膨らんでいるためです。
また、写真左から、ベルトループ仕様、キーホルダー仕様、ネックストラップ仕様と、ネジを付け替えたりすることで、使い分けることができます。
ネックストラップ仕様では、上向きにも下向きにも下げられるようになっています。(写真では上下両方に紐を通していますが、実際にはどちらか一方で良いですね。)
コードカッターの溝はなくなりました。好みが分かれるところだとは思いますが、私はなくても良いです。
使用感等
前回と微妙に形状が異なりますが、基本的には同じですので、違和感なく使えます。
切れ味は、とても鋭いです。
購入時にきちんと刃がついていないナイフが多いですが、このナイフは最初からとても鋭い切れ味で気持ちが良いです。
ハンドルに紐とビーズが付けてあります。
小さなナイフの場合、指がハンドルからはみ出してしまい不安定なことがありますが、小指で紐を握ることで安定感が増します。
更にビーズが付けてあるため、より安定感が増す感じです。
また、シースから出す時も、ビーズに小指を掛け、親指でシースを押すことにより、安全に抜くことができます。
細かなことですが、紐をアクセントやアクセサリーとしてではなく、実用品としてデザインしているのには、製作者のこだわりが感じられます。
シースは、抜け落ちを防止するため、前回よりテンションを高くしてあるそうですが、私には少し難く抜きづらいです。練習が必要です。
まとめ
カスタムナイフは、ファクトリーナイフと異なり、製作者の方とのやり取りもでき、意見を取り入れてくださったりして、とても楽しいです。
このナイフは、カスタムナイフとは言っても、いわゆるメーカーカタログ製品で、基本的には製作者の意図による作品ですが、シースには希望+αを取り入れていただけました。
実用小型ナイフとして魅力的な1本です。
実は、
自分のデザインしたナイフも注文しています。納期は7月ですのでまだ先ですが、楽しみにしています。
経験豊富なカスタムナイフメーカーデザインのナイフのほうが良いのかもしれませんが、自分でデザインしたナイフが形になるのも楽しみなものです。
実際に使いやすいのかどうかは、期待と不安でいっぱいですが・・・。