私の防災用品選びは、アウトドアの経験からきているものが多いです。災害時には、アウトドア用品が役に立つことが多いからです。
しかし、自然の中と都会、ましてや災害時では、当然異なってくることもあります。
従って、何をどうそろえたら良いか迷うものもあります。
ナイフもその1例です。
アウトドアでは、昔のように薪を割ったり、藪こぎをしてルートを確保するなど大型のナイフを必要とすることは少なく、凝った料理をするのでなければ、ポケットナイフ1つで間に合ってしまうこともあります。
一方災害となると、開かなくなったドアをこじ開ける、叩き壊す、窓ガラスを割る、カーテンやシーツを切ってロープを作る、服を切って包帯代わりにする、缶やペットボトルを切って道具を作る、などいろいろな用途が考えられます。
しかし、実際に災害を経験したことはないので、どんなナイフが有用か、自分自身よく分かりません。
荒っぽく使える大き目のナイフとツールナイフの併用が便利だろうと考えられますが、あまり大きなナイフより、鉈や斧、バールやハンマーの方が有用であろうとも思います。
そこで、鉈、バール、ハンマーは備蓄品、ガーバーのヤリ(今はもう売ってないのかな。)とレザーマンのウェーブ(初期型)を非常持出袋に入れています。
今後購入するなら、TOPS Knivesの
MINI PRY KNIFEやレスキューナイフといわれるフォールディングナイフにも興味があります。
どちらもナイフと言うより、工具としての性格が強いでしょうか。
その他、バックアップツールとして、TOPSの
CHICOも有用ではないかと思います。
小型のフォールディングナイフでは頼りないですが、シースナイフですので小さいながら丈夫で、缶切りがなくても缶を開けることもできますし、窓ガラスを割って脱出口を確保することも可能でしょう。
職場から自宅へ歩いて帰るときなどは、かばんに入れておくと便利だと思います。
○ストレートエッジとセレーションエッジ(波刃)について
ストレートエッジは、切り口が綺麗になりますが、ロープやツタなど硬いものですと滑って切りづらいです。
セレーションエッジは、ロープやツタなど比較的硬いものでも引っ掛かりがあって切りやすいですが、切り口が汚くなったりします。
また、エッジを使う細かな作業には不向きです。
ハーフセレーションはどちらにも対応しますが、慣れないと使いにくかったりします。
どれを選ぶかは用途次第です。
ちなみにレザーマンの
チャージには、ストレートとセレーションの2枚のブレードが付いていて便利です。
※ナイフに関しては、銃刀法や軽犯罪法の縛りがあります。災害に備えて携帯するときは、自己責任でお願いします。
※また、ドライバーやバールは、
特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律(
同施行例)の縛りがあります。