以前に
Utility Saw & Folding Utility Knifeを紹介しました。
ナイフものこぎりも、どちらも有用な道具ですので、1つにまとまっていれば、更に小型軽量になると思っていましたら、ありました。
その名もFolding Razor Saw、略してFRSです。
Utility Saw & Folding Utility Knifeによく似ていますが、メーカーは
Derma-Safeではなく、
Serepickというところのようです。
表題写真左がFolding Razor Saw、右がUtility Sawです。(Utility Sawにはオレンジハンドル、ブラックハンドル他いくつか色があるようです。)
仕様(Serepickのwebから引用)
The FRS was designed for the sole purpose of improvising and adapting to any survival situation. Only 2.75in long, the FRS cuts on the pull stroke and with 28 teeth per inch it is capable of cutting through many metals. It takes less than 30 minutes to completely cut through 3/8 inch rebar. The razor works extremely well for small game skinning, rope and tape cutting and improvising to the given urban survival situation.
以下、Utility Saw & Folding Utility Knife(以下US&FUKと略します。)と比較しながらの感想です。
大きさ等(US&FUK)
ハンドル長:70.5mm(70mm)
ハンドル厚:8mm(5mm)
のこぎり長:48mm(48mm) 開いたときの全長:118.5mm(118.5mm)
刃長:50mm(52.5mm) 開いたときの全長:119mm(114mm)
重さ:12g(US6.5g FUK7.5g)
外観等
形も大きさも、US&FUKによく似ています。
ただし、のこ歯もナイフもブラックコーティングされ、US&FUKよりミリタリー色が強い印象です。
ハンドルも黒ですが、オレンジもあるようです。
ハンドルの側面には、cmスケールと反対側にはinchスケールが付いています。
のこぎり
鋼材は、何か分りませんが、こちらもいろいろな金属を切ることができるようです。
のこ歯の山数は、USの18山に対して、28山です。
金属を切るには細かい方が良いでしょうが、木を切るには荒い方が良いです。
どちらが良いと言うよりは、用途の違いでしょう。
個人的には、木も切ることを考えられたUSの18山に魅力を感じます。
ナイフ
刃の長さはFUKとさほど変わりませんが、はと目がFUKより前についている分、開いた時の全長は5mm程長いです。
刃は、・・・切れませ~ん。かと言って研いで使う刃でもないような気がします。FUKとは雲泥の差です。
とは言ってもそのままでは使えないので、タッチアップしましたら切れるようになりました。
でも最初から切れ味鋭いほうが気持ちが良いですね。
まとめ
ナイフとのこぎりが一体となり、魅力的ですが、作りも切れ味もUS&FUKの方が良い感じです。
どちらかというと使い捨てに近い製品ですので、3つずつ購入しましたが、FRSはナイフの開閉の重さにばらつきがあります。
US&FUKはどれも同じような品質です。
品質がUS&FUKと同じようになれば、大変魅力的な製品だと思います。