先日注文した
オリジナルカスタムナイフですが、刃厚(グラインド)で大いに悩んでしまいました。
鋼材の厚みは、ナイフの大きさからして3mmにしました。
これももっと厚くしようかとも思いましたが、迷って標準的な3mmです。
問題はグラインドです。
グラインドには、リンク先(たまたま見つけたサイトです。)のように、ホロー、フラット、セイバー、チゼル、コンベックスという種類があります。
田中さんは、12インチのグラインダーを使っているそうですので、必然的にホローグラインドになります。
これは良いとして、どこまで削るかです。
通常はカッティングエッジ部分を0.3~0.5mmほど残すそうですが、もっと厚みを残して丈夫にするか、また峰側もどこまで削るかで異なってきます。
つまり、グラインドの種類だけでなく、同じホローでも削り方がいろいろあるんですね。
薄くすれば切れ味は良くなりますが、強度的には劣ります。厚くすれば丈夫ですが、食い込みは悪くなります。
迷っても実物を見てみないとよく分からないので、結局標準的なグラインドと、少し厚みを残したグラインドの2種類をお願いしました。
1本のナイフを仕上げるには、単に横から見たデザインだけでなく、鋼材の種類、鋼材の厚みや刃の削り方、また、今回はハンドル材はありませんが、ハンドル材の選び方やハンドルの厚みやデザイン、表面仕上げ(ミラー、ヘアライン、サンドブラストなど)など、考えだしたらナイフって奥が深いなぁと思います。
シースは、カイデックスが好きですが、これも形や厚み、テンションのかけ方など、奥が深いです。
さてさて、どんなナイフに仕上がって来るか、楽しみだなぁ。
年明けぐらいになるそうです。
できたナイフを検討してみて、鋼材の厚みや刃の削り方など、また改良したいところがあれば、再度お願いしようかなと思っています。