
今回、ニコンシステムを購入するに当たり、D5を2台購入しました。
1台約60万円もするボディを2台も。
人によってはやっかみを持って見る人もあるでしょうし、自慢していると思う人もいるでしょう。
でも、その理由は、いくつかあります。
まず、複数台持つ意味は、以前にも書きましたが、下記の2点があります。
1.撮影効率が上がる
イベント撮影等のときは、24-70mmF2.8と70-200mmF2.8を多用しますが、別々のボディに付けておけば、いちいちレンズ交換しなくても、ボディを持ち替えることで撮影ができ、効率が上がります。
風景撮影などにおいても、雨や砂埃、潮風といったレンズ交換をしたくない条件下でも、別々のレンズを付けておけば、レンズ交換せずに撮影ができ、レンズにもボディにも精神的にもよろしいです。
2.バックアップ
1台が故障しても、もう1台でとりあえず撮影が続けられます。また、修理期間中も別のボディは使えます。
(本当は、1台修理期間中も常に2台体制でいられるよう3台欲しいところです。α900は3台体制でしたが、さすがにD5を3台は高すぎます。)
結婚式など、二度と撮れない写真などのときは、「カメラが壊れて撮れませんでした。」では話になりません。
実際、とあるイベントの撮影時、一緒に撮影していたもう一人のカメラマンのα900のファインダーが突然ブラックアウトで撮影が続けられませんでした。
「あとはよろしく。」と残りの撮影を託されましたが、一人では撮り逃しがないか精神的にもプレッシャーです。
予備カメラマンも予備ボディも必要だとつくづく感じました。
さて、ではなぜ最上位機種のD5なのか。
それは、信頼性、耐久性が高いからです。
ソニーのα900も、フラッグシップと言われていましたが、プロ機とは言っていません。
ソニーの人にキヤノンやニコンのフラッグシップとどこが違うのか尋ねたところ、「耐久性です。」という答えでした。
確かに、α900は、上記のような撮影時の不具合も目の当たりにしましたし、小さな不具合がしばしばあり、修理に出しても「再現しませんでした。」と、信頼性が今一つでした。
物理的な丈夫さも、キヤノンの1DXシリーズやニコンのD一桁リーズのほうが高いでしょう。
D5は、撮像素子の画素数が2,082万画素で、現行機の中では少ない方です。
風景など緻密な撮影では、D810など高画素機には及ばないでしょうが、高感度性能は高いですし、上記のような信頼性からD5にいたしました。
シャッターの切れも良く気持ちが良いです。