山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

伊豆沼・内沼・長沼

2009年03月10日 | いきもの
週末はオオハクチョウを見に、ラムサール条約※の地を訪れてみることにしました。

今年は暖冬の影響で白鳥が飛来し始めているとの報道もあり、期待半分でしたが、内沼で越夏したオオハクチョウとの再会を果たしたのでした。

昨年の3/30のことです。
訪れた時には、白鳥はとうに飛び立ってしまった後でしたが、傷ついた白鳥と思しき群れが、沼をゆらりゆらりを漂ってました。
波打ち際に立つ、オオハクチョウの左の羽がかなり傷ついており、その姿は、見るからに切なさそうで、心が締め付けられました。
羽が傷つくとそこを安住の地とする以外はないのですね。
偉いよ

寒い地を選んで命と引き代えのリスクを負い、旅発って行く白鳥の生き方には、宿命といえども、力強さを感じます。

オオハクチョウはハスなどの食べ物を好み、主に沼に飛来します。
河川に飛来するのはコハクチョウで、昼間は水の張った田圃などで落ちた稲を食べているようです。

その後、迫町淡水魚館側に異動してみましたが、会えたのは8羽程の群れでした。
2日前は230羽程の白鳥が伊豆沼周辺で確認されたようですので、あいにく飛び立ってしまった後だったのかも知れません。

来年は、もっと寒い時期に伊豆沼を訪れてみようと思うのでした。
「お互い、来年も元気で逢いましょう♪」



※ラムサール条約
 ラムサール条約とは、1971年イランの都市ラムサールにて締結された「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」です。この条約は、水鳥の生息地を守る目的で出発しましたが、湿地の生態系保護への範囲が拡大されてきています。条約を結んだ国は、人間と湿地が共生し、生態系をこわさずに接続的に資源を利用していく「ワイズ・ユース(賢明な利用」)の精神に基づく湿地の保全に努めています。
 日本は、釧路湿原を登録湿地として、1980年にラムサール条約に加盟し、順次登録湿地を増やしてきました。1985年に登録湿地となった「伊豆沼・内沼」、2005年に登録された大崎市、栗原市にまたがる「蕪栗沼・周辺水田」を含め、現在の日本国内の登録湿地は、33カ所となりました。