山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

鰻六

2012年03月21日 | 

なんと、あの「鰻」が大変なことになっています。

簡単に言うと養殖ウナギの稚魚のシラスウナギの水揚げ量が3年連続で激減し、日本での捕獲量は過去40年間では10分の1にまで減少。

(詳細は下記)

 

「この際だし、有名店で本当に美味しい鰻を食べるか?」と相方。

というわけで調べてみると、鰻専門店では今年に入って値上げを行っているお店が多数あることが判明。

山形の鰻の名店「郷土料理 あげつま」さんで値上げ後の、一番安いうな重は中串1切れで3,098円。

一方「鰻八」さんは2,200円。

んん~たかが鰻。されど鰻。

どうしようか迷いましたが、まずは「鰻八」さんの鰻を試してみることに。

鰻八さんは、小料理風のビルの一角にありました。

カジュアルな和風の店内。

カウンターもありましたが、その日は使っていないようでした。

テーブル席か小上がり席へ。

20分弱で運ばれてきました~!

蓋を開けるのが楽しみです~♪

パッ!

こちらが「梅」(2200円)

こちらは「竹」(2800円)

鰻はほんわり柔らかで、皮目がプルンとした軽い弾力があります。

たれはくどくなく、むしろあっさり目で、塩分と甘味に敏感な私でもすんなり頂けました。

ひとことで言うと「優しく食べやすい味」。

欲を言えば、かば焼き表面のちょっとした焦げ目の匂いやジューシーさが欲しいところ。

けれど、ご飯は一粒一粒が丁度よい炊きあがりで、丁寧なお仕事をしていると感じました。

上白で精米しているのか米の粒が小さめで、上品な旨味と存在感のある歯触りでした。

肝吸いは、あっさりめでした。

私にとっては、もっと「肝」の風味がほしいところでしたが、蓋を開けた瞬間の豆麩の可愛らしさに、思わすシャッターを切ってしましました。

ナメコはあくまで山形風演出かもしれません。

 

■鰻六

住所 山形市七日町1-4-18

TEL 1023-624-0198

店休日 日曜日

 

参考文書:以下(2012/02/08付 西日本新聞朝刊)

 養殖ウナギの産地である宮崎、鹿児島両県で稚魚のシラスウナギの水揚げ量が激減し、3年連続の不漁となっている。本年度の1キロ当たりの卸価格は宮崎222万円(1月20日)、鹿児島123万円(同31日)で過去最高値。不漁といわれた前年度平均額の3倍前後に跳ね上がった。ウナギ生産量は両県で全国の5割を超え、今夏は高価な「かば焼き」となりそうだ。

 宮崎県内のシラスウナギ捕獲量は約10年前の約2500キロをピークに減り、2008年度は1430キロ。不漁だった09、10年度は545キロ、422キロと激減した。宮崎県は今季の漁を昨年11月22日から3月5日まで認めており、本年度は今月5日時点で約180キロと、さらに減る見通し。

 平均卸価格は平年40万-50万円に対し不漁だった10年度でも59万円だっただけに、本年度は桁違いの高さになっている。

 捕獲量は四国も含め全国的にも減少傾向にあり、過去40年間で10分の1に。国の研究機関、水産総合研究センター増養殖研究所(三重県)は「年度で増減はあるが2-3年連続の不漁は初めて」と話す。背景には「エルニーニョ現象などで近年、マリアナ海域の産卵場が南下、稚魚が日本に向かう海流にうまく乗れていない可能性がある」と分析するが、原因は特定されていない。

 ウナギの人工ふ化技術は確立されていないため、養鰻(ようまん)業者は天然稚魚を仕入れ、ほぼ半年、養殖して小売店などに販売する。国内のウナギ生産量は鹿児島県が1位、宮崎県が3位。

 宮崎県養鰻漁業協同組合は「養殖池用の燃料費も高止まりし寒波でさらに負担が増している。店頭でのうなぎ値上げも予想されるが消費者には理解してほしい」と話した。