3・11の震災がおきた昨年の今頃を考えると、今後の生活がどうなるかより、何とか今を生きることで必死だったように思い出されます。
やがて「復興」「頑張れ東北」のスローガンと共に、沢山の方々の善意と支援のもと、色々な意味で被災地は頑張ってきました。
そのような復興支援に携わり、大変だった時を頑張ってきた同僚たちが、3月の末を迎えることで、職を失いました。
やりがいを感じて頑張ってきたのに、ある日職場の都合で「今後の頑張りは不要」と言い渡されてしまうことは、かなりのストレスです。
現在において期間限定の雇用制度が普及したことにより、職場でも「社員」「準社員」「契約社員」「契約パート」「出向社員」のみならず、「請負」「派遣」など様々な立場の方々が会社を支える時代になりましたが、こんなに様々な雇用の方向性があることは、求職者のみならず事業所にとっても、長いスパンでデメ・メリを考えると、個人的にあまりよくない雇用制度のような気がしてなりません。
これについては様々な考え方があると思います。
日々の仕事において個人が「機間満了」していまう雇用形態に慣らされてしまうことのメリットとして、色々な職場での効率的な仕事の方法を身につけ、コミュニケーションはじめ様々なスキルを身につけれる可能性もあるのですが、それを繰り返す傾向が続けば自然に歳を重ねてしまうことが不利になって、その先望まない負のスパイラルに陥る傾向があるように思えてなりません。
「自分らしく生きる価値」について、私もそうですが、個人もそれと対峙できる生き方を考え、今こそ社会もそれを受容れ個人の「大事」を尊重すべきチャンスだと思います。
小さな島国の日本だからこそ、そういう生き方をバックアップしなければ、未来が見えてこないなぁ~と感じるのは私だけでしょうか・・・?