東寺(とうじ)は、京都市南区九条町にある東寺真言宗の寺院で、真言宗の根本道場であり、東寺真言宗の総本山。
東寺は、平安京鎮護のための官寺として建立が始められた後、嵯峨天皇より空海(弘法大師)に下賜され、真言密教の根本道場として栄え「お大師様の寺」とも呼ばれています。
ご本尊は薬師如来さま。
1934年(昭和9年)に国の史跡に指され、1994年(平成6年)12月には「古都京都の文化財」の構成資産として世界遺産に登録されています。
工事中箇所あり。
お寺さんは、維持していくのにたくさんお金がかかりますね。
国宝の五重塔は、京都のシンボルとなっています。
高さ54.8メートルもあり、木造塔としては日本一の高さを誇っています。
3月の上旬。
冷たい雨が降り、庭園はまだ春の賑わいを迎える前の、静寂が漂っています。
そんな中でもピンクが際立って見えます。
早咲の「河津桜」です。
癒されますね♪
京都駅から、歩いて15分程度。
お手水で清めてからお参りします。
お御影堂はまだ、仮の立た住まいでした。
建物内で靴を脱いで、お大師様の前でお経をあげます。
おつとめが終わって振り向くと、順番を待っている方々がいて、ちょっと気恥ずかしい~。
昨年の3月に工事中だった建物は、なかば完成していました。
金堂には、ご本尊の薬師如来がお祀りされています。
よくみると、薬師如来でありながら薬壺を持っていません。
これは古い様式の仏像で、光背に七体の化仏を配する七仏薬師如来となのだそうです。
右側は、日光菩薩。左側は、月光菩薩がお祀りされています。
講堂には、大日如来を中心とした二十一尊の仏さまが講堂の須弥壇にお祀りされています。
2018年の秋に初めて訪れた時には、仏像を背後からも見ることができましたが、今回は通行止めのポールが立っており、正面からしか見ることはできませんでした。
お堂の中で自然な形でお祀りされているがために、仏像の傷みは避けて通れないものと推測します。
講堂の仏像の配置は立体曼荼羅となっているといいます。
お手洗いの建物ができて、気持ちよく拝観ができました。
緑が増えてくる時節になれば、もっと美しい眺めになるのでなることでしょう。