京都烏丸口から高速バスで徳島駅へ。
徳島駅近くのコンビニで夕食を購入し、キャリーバックをガタゴトして、その日のお宿に。
「セルフィン徳島東船場」さん。
フロントの方は親切丁寧で、とても良い気持ちになりましたが、建物が古い印象の上に、昭和感が満ち満ちていて、思わずお部屋に入るなり、ため息が出てしまいました。
まるでお遍路宿。
随分私もケチったものだと。
和室なのに扉がなくて、何か不安を感じます。
でもビジネスホテルだって、扉はお部屋と外、お部屋とトイレ兼ユニットバスルームの2つしかないでしょう、だから普通だって、などと私自身に言い聞かせました。
その日は、1泊朝食付き3800円。
雅な京都観光から一転、お四国の遍路さんの自覚を強くするために取った宿なんです。
だから、この雰囲気にいち早く順応しないと、逆にお遍路をすることがストレスになってしまいます。
お遍路さんにはとても良心的なお宿です。
台数は少ないけれど、洗濯機、乾燥機も無料。
ネット無料ほか、各種サービスもあります。
朝食はバイキングでしたが、手作り感のあるメニューもあり、ご飯も美味しくいただきました。
なにより、朝食会場のスタッフさん、フロントさんの、こちらを思いやるあたたかい雰囲気が満ちていて、前向きなエネルギーを頂いたように感じました。
歩き遍路さんモードにスイッチ変換できたので、よいお宿のチョイスをしたと思いました。
さあ四国遍路4周目スタートです。
朝、徳島駅でバスに乗り、5番地蔵寺から1番霊山寺まで歩きます。
この2020年はうるう年なので、逆遍路が効果的と言われています。
88番から1番を巡るのは一般的ですが、四国八十八霊場会に問い合わせたところ、好きなお寺から逆遍路してよいとのアドバイスを頂きました。
それは「逆」を順番にまわることが重要だという解釈ができると思います。