4年前の2016年、ゴールデンウィークですることがなくて、ひとりでどこか遠くに行こうと思いつきました。
さらに考えを深めていくと、なにか成果の見える旅行で、いつかチャレンジしてみたいと思っていた場所、それが四国遍路でした。
実行したものの、お四国病にり患し、昨年以外は四国に来ています。
今回は4周目、途中で5周目になります。
徳島駅。
1年ぶりなので、久しぶりです。
まるで実家に帰ってきたような、懐かしいというか、少し舞い上がった気分になりました。
1月になってから日々書き溜めた写経は177枚までは頑張れなかったけれど、96枚書きました。
今回スケジュールは、1日目は歩き遍路。
2日目から11日間は、初めてのツアーバスでのお遍路です。
新コロナウィルスの問題がジワジワと浮上してくる中で、ハイリスクな巡礼でしたが、新コロナウィルス終息のため、皆で声を合わせて祈願しました。
結果的には、ひとり遍路のほうが私に合っていたと思います。
巡礼についていろいろ勉強できたり、自分自身の何か気づきのきっかけになるかと思い、初めてツアーバスにしてみたのですが、私個人は4周目だったからか、今回ツアーで学ぶことはほとんどなかったです。
同じ相部屋で数日過ごせば、人間関係の問題も出てくるし、それが一番嫌でした。
いろんな考え方があるけれど、10個思ったことを何が何でも10個言わないと気が済まない方もいます。
それと、納経帳などはあらかじめお金を払って添乗員にお任せするんですが、1ヶ寺だけご朱印がないのを自宅に戻ってから気が付きました。
それを私がその寺を以前回ったつもりでいただけの勘違いではないか、とツアーバスの責任者に反論されたのが、何よりショックでした。
納経場のミスだとは思いますが、全てを添乗員に託しているわけだから、都度チェックしておられると思ってました。
ご縁をいただくのは素晴らしいことですが、やっぱりどうしても相性ってあるんだと思いました。
朝5時過ぎの起床も、1ヶ寺毎のお勤めも、辛いとは思いませんでしたが、食事とトイレ時間がタイトで、それだけが本当にしんどかったです。
以前、今はシニアですが有名な女優さんが「女優業を長続きされる秘訣はありますか?」と聞かれたときに、「私胃腸が強いんです。すぐに食べてすぐに出るの。胃腸の弱い女優さんたちは、いくら良くても長くは続かないみたい」と答えられていたのに感心したものです。
確かにそうだなぁ~、とつくづく実感しました。