年の最後の日、ホテルで自転車を借りて、「波上宮」へ。
波上宮は琉球沖縄八社の筆頭で、崖の上に鎮座する、琉球国一の宮です。
波の上宮は、目の前に東シナ海を望む隆起サンゴ礁の断崖に立つ、目にも鮮やかな朱色の社が美しい神社。
古来より、海の彼方から幸福を持ち来る神々に祈る「ニライカナイ信仰」の聖地であり、拝所とされていました。
そんなある日、里主が波上宮となるこの場所で、神託(神のお告げ)があり「吾は熊野権現なり。この地に社を建てまつれ、然らば国家を鎮護すべし」と。
そこで里主はこのことを王府に奏上し、王府は社殿を建てて篤く祀り、波上宮は篤い崇敬を受けることになりました。
海上交通・豊漁などの守護としての御神威が高く、また近年は厄除け・安産・家内安全・商売繁盛など諸願成就の神として篤く信仰されており、「なんみんさん」と呼ばれて親しまれています。
御祭神は、伊弉冉尊 (いざなみのみこと)
速玉男尊 (はやたまをのみこと)
事解男尊 (ことさかをのみこと)
初詣では例年15万人がお参りされる、沖縄の人気ランキング第一位の神社です。
12月は大祓にあたりますので、社務所で人形(ヒトガタ)に名前と年を書いた後、撫でて息を吹きかけ納めました。(寸志)
ご朱印もいただくことができました。
波上宮のご朱印帳やお守りは、沖縄らしく紅型模様で、大変人気があるそうです。
神社の横には、初詣の屋台がたくさん出ていました。
除夜の鐘が鳴り、新年に変わったところで再びお参りに行きましたが、ものすごい賑わいでした。
神社の鳥居の前は、驚くほどの行列ができており、結局新年のお参りは諦めましたが、ブラブラしているうちに波の上のビーチにたどり着きました。
夜の水遊びも楽しそうな綺麗なビーチです。
夏だったら海に入っていたと思います。
1月の夜にもかかわらず、寒さも感じることなく、風も強く吹きつけることもなく・・・
南国の雰囲気は、何も拒絶することなく、あたたかく全てを受け入れて暮れるような開放感があります。
ホテルに戻ってもテンションハイがおさまらず、旅行は始まったばかりというのに、眠りについたのは2時半くらいでした。