一昨日の夜、テレビのチャンネルを変えたら、柳田国男さんが出てらした。たまたま今年の3月に講演を聞く機会があって、午前中は一般市民向けの講演、午後は臨床心理士研修会にコメンテーターとして出席され、私はその中のミュージックタイムのごく短い時間入場しました。アメージング・グレイスを演奏後、お辞儀をして頭を上げると、拍手してくださっている柳田さんと目があい、固まりそうになりました(初めての経験)。それは多分、午前中の講演で穏やかな感動を頂き、拍手を送った相手だったからだと思います。
テレビでは「星の王子さま」と作者であるサンテグジュペリについて採り上げていました。柳田さんは静かな語り口で、自死した長男がその2ヶ月前にプレゼントしてくれたのがこの本だったこと、そしてその本に対する思いを語られていました。
久々、取り出して読み返してみました。
「ものは心で見る。肝心なことは目では見えない」
黄色の帯の下は布張りです。