「グリーグ2007記念プロジェクト」参加公演
6月26日(火)19:00~室蘭市民会館
(他公演:11日東京、12日新潟)
エドヴァルド・グリーグ
歌:挨拶、白鳥、さくら草を手に、薔薇の季節に
ピアノ:抒情小品集より、子守歌、蝶々、羊飼いの少年、ガーデ
歌:君を愛す、希望、睡蓮に寄せて、ソルヴェイグの歌
ピアノ:抒情小品集より、小川、あなたのそばに、森の静けさ、ハリング
シャルル・ヴァランタン・アルカン
ピアノ:戦場の太鼓、舟歌、前奏曲
ジャン・シベリウス
歌:口づけの望み、逢い引きから帰った乙女、春はいそぎゆく、黒い薔薇
ルイ・モロー・ゴットシャルク
ピアノ:子守唄
フェルッチョ・ブゾーニ
ピアノ:カルメンによるソナチネ、ビゼーのカルメンに基づく室内幻想曲
ハビエル・モンサルヴァージェ
歌:五つの黒人の歌
アンコール
歌:ハバネラ、 ?
一昨年の感動をふたたびとの思いで足を運びました。今回は歌手の奥様とのジョイントリサイタル、とちらかというと歌が前面に出た印象で、私としてはもう少しピアノを聴きたかったのですが・・・
前回同様、力みが無く、細部に行き届いた演奏。ただ、小品ばかりだったので1曲ごとに味わう余韻無く、次々曲が変わっていくのが勿体なかったし、歌では歌詞の意味が解らないまま聴いていたので、雰囲気を味わう程度に留まったのも残念でした(プログラムには日本語訳歌詞が記載されていたが事前に読むことが出来なかった)。さすがご夫婦、息はぴったり、プログラムが進むにつれ、かかあ天下を思わせる雰囲気を作り(地なのかも)、会場をなごませてくれたのは、前回のブローテンでは見ることのできない側面でした。