折角買ったウォーターオーブンを試してみなければ。
油を使わず、超高温蒸気での料理とはどんなだろう。
料理編の入門メニューのトップページに出ている「とりのから揚げ」で試してみることにした。
初めてのことに失敗すると二度とする気が起きなくなるのを避けるため、説明文をよく読み、細心の注意を払って忠実に作業を進め、スタートボタンを押す。
3分ほど経ったろうか、お皿にレタスを敷いていたら、突然、家中真っ暗に!
…ん、停電?…
ブレーカーが落ちたのだ!
温風暖房、電気釜、テレビ、居間と台所の照明、冷蔵庫そしてオーブン、etc。
非常事態のために用意していた懐中電灯が探せない。
今が非常事態なのに。
「肉、肉」と思いながら、手探りでようやく見つけ、照らしたブレーカーを戻す。
温風暖房を切る。
さて、オーブン、もう一度スタートボタンを押してみる。
反応がない!
エ~!どうすればいいんだ
取扱説明書をパラパラと捲るが、ブレーカーが落ちた場合のことなど見あたらない。
時間はどんどん過ぎる
ガラス越しに中を覗くと粉状態だった表面が、まるで厚化粧が汗でドロドロになったような状態で静止していいる。
多分生ぬるくなっているだろう
どうしよう
オーブンを途中で開けていけないのは鉄則だが、意味なくドアを開けた。
と、中の電気がついた! エ~?!
大急ぎで再び同じ操作手順にしてスタートボタンを押す。
つまり、最初の数分がダブった過程になったので、焼き上がりがきつくなった。
オーブンにとっても、こんなつもりじゃなかったろうに。
やれやれ
味は…見た目ほど悪くなく、皮目は脂分が落ちてカリッカリ、さすがヘルシーを謳ったオーブン。
こんなアクシデントは何のその、本来の焼き加減や味が知りたいので、またトライしなきゃ!
この写真も失敗、いえ気持ちの動揺が表れているから成功?
新旧オーブンレンジ