グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

おいしい曲

2009-07-08 08:22:08 | 音楽活動
のち
食べ物と同じで、いわゆる「美味しい」と感じる曲にも個人差があるようだ。

当オケの11月の定期演奏会プログラムは
M.I.イワーノフ:組曲コーカサスの風景
チャイコフスキー:交響曲5番

我がパートのシート(席決め)提案に対して、息子の年齢とそう変わらぬ新相棒は「美味しすぎる」とのありがたい返答。
オケの管セクションは1stがソロを受け持つことが多く、2ndより難易度も高くなるが美味しくもある。
エネルギッシュな彼にはチャイコの5番のほうが相応しいとみた。
かく言う私は「コーカサス」のほうが美味しいと感じた。

お互いの満足する所に着地、良かった良かった。

コーカサスの風景
第1曲「峡谷にて」パート譜↓この部分を見て直ぐに思い浮かんだのが、プーランクの「廃虚を見守る笛吹の像」


プーランク直筆譜(勿論コピー)無伴奏フルートソロ。


もう一つ、第3曲「回教寺院にて」(パート譜)↓を吹いてみて、ブルッフのコル・二ドライが浮かんだ。


ブルッフ「コル・二ドライ」フルート譜


この第3曲は木管五重奏にティンパニが加わるだけ。
一斉に一拍半の沈黙(画像譜の4段目、アダージェットだから長い)は、声なき声というか、語れぬ思いというか、音よりも意味を持って迫ってくる。だからこそ出す音を丁寧に…と思う。

今週土曜日から3日間は定期演奏会に向けて、K先生による1回目のオーケストラレッスン。
さて、どう来るか!

楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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