お茶香 2009-09-09 08:27:20 | その他 この場所に引っ越した最初の春、外に漂うほうじ茶の香り。 直ぐご近所にお茶を炒ることを生業としているお宅があることを知る。 炒り始めると辺り一面、近所中どこにいてもほうじ茶の香り。 お茶香という言葉をまだ知らない時代にご近所から受ける恩恵、幸せな町。 それから十数年してご主人が亡くなられた後は二度と香ることがない。 いつの間にか、小さな工場も住居も取り壊されていて。 昨日、気が付けば雑草が生い茂った空き地に「売地」の立て看板… 時の流れ… 画像: 10数年前お茶香が出始めた頃、田舎では選ぶほど数が売っていなかった時代の香炉。 上にお茶っ葉を乗せ、下で灯すと、明かり窓からほのかな光が。