特別講習で習って、ずっと気になっていた「ドライフィグと胡桃のパン」にトライ。
講習の時には、この中に入るアニスシードの薬臭い香りが食べ物には合わない気がして、さすが外国人の感覚…と同時にこれを美味しいと感じる人の域に自分も入りたいとも思った。
何処かでかいだような香り…そうだ、ようやく思い出す。
昔、父が時々飲んでいた胃薬。
「○○胃散、いい薬です」…あれです。
で、アニスシードの効用を調べてみると、胃もたれ予防、消化促進作用、防腐作用、利尿作用、etc.
やっぱり!
毛嫌いしないで、香りをよ~く味わうと清涼感の中に甘さもあり、ブルーチーズが大好きになったように、これも直好きになれるかも。。
材料↓これらに18時間前作った前生地を加えます。
前列左からドライフィグ(イチジク)、アニスシード、コーングリッツ。
仕込み水には蜂蜜を混ぜてます。油分はゼロ。
ベンチタ~イム!
成型(イチジクっぽく…フフ)
仕上げ発酵終了。粉をふってクープを入れてオーブンへ。
できあがり!
長時間嗅いでいたためか、翌朝には平気に
クリームチーズとメイプルシロップで食べてみました。
胡桃とコーングリッツの歯ごたえ、アニスシードの新鮮な香り、ドライフィグの控えめな甘さ。
これまで出会ったことのない個性的なパンは、やみつきになりそうな予感
予備発酵、仕上げ発酵それぞれに1時間!、おまけに前生地が出来上がるのに18時間!
だけども、予備発酵の中間で入れるフォールディング(パンチ)や成型も楽しくて、
また作ってみたいと思わせる。