7月22日15:00~札幌市民ホール
入場者数:目測で座席の8割、内9割以上が女性。
スイタハレタはもうどうでもいい、岸恵子にも何の興味もない。。。
人間、年をとるに従い中性っぽくなっていくのではと思っていた。
ところが某トーク番組で話している彼女は80歳を越えてもなお、やけに色っぽい。
「わりなき恋」という彼女が書いた小説を一人朗読劇にし、札幌で公演されるのを知り、あの輝きを直接確かめるべく、またその年令での一人舞台はどんなものかに興味をそそられ、観てきた。
朗読のイメージを盛り上げるものとしては、背景の画像とピアニストの演奏、時にはピアノ伴奏しながらハーモニカやピアニカを吹く。
ベンチや階段を利用した動きのある朗読(一人芝居)をしながら、時折ステージからはける。
と同時に再登場するまではテープで音声が流れ、その間ステージ上は画像と演奏でカバーし、本人が居ないことに違和感はない。
裏では衣装替えと小休憩が出来る仕組み、なるほど~。
エピローグに「マディソン郡の橋」を持ってくるのは反則じゃないかなぁ。
あの映画の切なさにはやられましたから。。。
ピンヒールで一度よろけたことも、滑舌の悪さも、1時間半のステージを華やかに持たせたエネルギーが吹き飛ばす。
人生7掛けというけれど、彼女の場合は6掛けがふさわしい。
大石静に言わせると「日本人は若さを尊びすぎる」
ヨーロッパでは40過ぎた女性が素敵だと、シワさえも素敵だと言われるらしい。
ならば私もこの日本で抵抗していくか(笑)