グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

今月の演奏2016.9

2016-09-13 21:14:48 | 音楽活動

本日の画像は昨朝の空、雲が遠くへ向かっている道のよう。雲の動きが早くて、午後には予報にさえなかった突然の大雨に、あわてて洗濯物を取り込む、油断のできない秋の空。

さて文学館にて、3回めのBGM演奏記録。

 1.G.Ph.テレマン/無伴奏フルートのための12のファンタジーより9番Affettuoso
2.P.マスカーニ/オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
3.井上陽水/少年時代
4.小口太郎/琵琶湖周航の歌
5.普久原恒勇/芭蕉布
6.スペイン・カタロニア地方の民謡/鳥の歌
7.宇多田ヒカル/花束を君に(リクエスト)

以上22分。

こちらはあくまでもBGM演奏としてと、相変わらず主張するも、会場も相変わらず演奏会形式にセットされていて…

本当は柱の陰でそっと吹いていたいのだけど…ハァ。。。

今回はあっという間に行ってしまった夏の名残を惜しんで、3,4を。8月の意味合いから今なお苦しむ沖縄を思い、沖縄の美しい自然を歌った5を。続いて、軍事政権による弾圧で長い間喘いだカタロニア地方の民謡を。カザルスはいつもこの曲を最後に演奏したそうだけど、私はリクエストを最後に演奏。(文学館ではちょうど「暮しの手帖」の古いバックナンバーを展示中なので、館長さんからのリクエストでした)

アンコールがかかった! 嬉しいけれどBGMにはありえないでしょう。でも用意しておくべきか…

先ごろ亡くなられた中村紘子さんの言葉「上手い人は山ほどいる。大切なのは聞き手になにを伝えるか」は、K先生のレッスンでよく言われる「その時間がきて音をだすだけでは音楽にならない」と重なる。メロディラインをなぞるだけでも、これらを意識するとしないではまったく違う演奏になる、そういう意味では音数の少ない曲ほど、難しいとも言える。

それにしても、

響きの良い建物なので、フルート1本でも、BGMならなんとかなるかなとスタートさせたものの、蓋をあけたら演奏会形式、こんなんで良いのだろうか…と、イサギ悪く、女々しく(なんでこの漢字なのだ)今月も思うのでした。。。


楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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