プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

千原陽三郎

2012-10-04 22:29:25 | 日記
なかなかの強心臓

ほめていい被安打四

千原が初登板した。杉浦監督が阪急から移籍した牧田とともに対巨人戦用の左腕投手として期待している新人である。雨でグラウンドは柔らかく新人のデビューには気の毒なコンディションだったが、まず、及第点のつく投球だった。二回、味方内野陣の失策がもとで一点を取られ、敗戦投手になったが、六回投げ被安打四はほめていい。杉浦監督は「千原はよく投げた。プロにはいってからおぼえた球を実際に役立てていた。九十点やっていい」という。
フォームがリズミカルなので打者への威圧感が乏しい。スピードがないなど不安もあるが、威力のないわりにはよく伸びる球質の持味だ。それにシュートもいい。杉浦監督がいうショート・リリーフ用にはおもしろいかもしれない。千原は「立上りにちょっと力んでしまったが三回あたりから思うようにいった。初登板だからといって別にあがらなかった」という。なかなか心臓も強い。1㍍77、73㌔、左投げ、左打ち。
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和田勇

2012-10-04 22:14:42 | 日記
南海5-2毎日

南海の柚木は立上がりの不用意な投球をたてつづけに本塁打されたがその後も外角のシュートがきまらず三回には二死満塁から風に乗った別当のテキサスで二点を許した。毎日は速球とドロップで柚木に投げ勝った和田勇が五回に松井に本塁打を許すと六回から荒巻に切り替えて逃げ込みを策す一方六回裏小森の二塁打を足がかりに追加点をあげ対南海戦に初白星をあげた。かつての看板ゲームとはいえ観客も少なくキメの荒い凡戦。
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野母得見

2012-10-04 22:08:23 | 日記
第二戦のみどころ

投手力、巨人の優勢明白

巨人は藤田の先発が必至。一回戦で温存したことについて藤田不調説もあるが、ブルペンでとっていた山崎捕手は「調子はいい。必ずやりますヨ」藤田は「普通です。警戒するのは杉山と岡本で広瀬はタイミングさえ考えれば大丈夫」と語っていた。ボールが浮きさえしなければそう打ち込まれることはあるまい。南海は一体誰が出てくるだろう。サディナ、野母、あるいは度胸だけを買って三浦か。いずれにしても祓川、皆川よりは下の級である。このなかで一番おもしろいのは野母だが、ゆるいカーブだけでスピードがない。巨人の左打者にとってもそうこわい相手ではないし、長島、広岡にとっては格好のカモだろう。公式戦中の祓川は前日KOされても翌日はすばらしいピッチングをすることがあったが、鶴岡監督に祓川を起用するだけの度胸があるだろうか。とにかく二回戦では投手力で巨人の優勢は明白。一回戦のような守備のつまずきさえなければ一勝一敗で東京へ帰ってくるだろう。
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