1958年
南海ホークスではこのほど大分県日田高の長尾辰雄捕手(18)=1㍍76、69㌔、右投右打=の入団を決定した。同捕手は高校で四番を打ち、リストの柔らかい器用な打者。今夏の甲子園大会予選で県のベスト・ナインに選ばれた。一昨年秋から8本塁打を記録、うち昨年春の九州大会予選では122㍍(400フィート)の大本塁打(大分球場)がある。また百㍍11秒8の脚力をもっている。
日田高・松並野球部長の話「スケールの点では高校界のトップ・クラスだろう。足、肩ともにプロで十分通用すると思う。南海のような大型打者のチームにふさわしい選手だ」