プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

山口晋

2019-02-02 08:15:14 | 日記
1989年

広島に5位指名された島田商高の山口晋投手(18)=178㌢、75㌔、右右=の入団が二日、内定した。契約金二千五百万円、年棒三百六十万円(いずれも推定)入団交渉は同日午後三時から島田市本通六丁目の万露亭で、山口投手側と同球団の渡辺、竜両スカウトとの間で行なわれた。「指名された時点で入団の決意を固めた」というだけあって交渉はスムーズに進み、即座に合意に達して仮契約した。母親の和子さん、島田商高の寺尾監督の同席で交渉を済ませた山口投手は「うれしいですね」とまず、ホッとした表情をのぞかせた。ドラフト同日、「一日も早く第一線で投げたい」と話していたが、この日は「下積みが少しくらい長くてもじっくり鍛え、力をつけて一軍に」とプロ入りを現実にしたことから、足元を見据えた決意を披露した。山口投手は甲子園の土こそ踏めなかったが、東海地区屈指の本格派で鳴らした。渡辺スカウトは「高校時代は素質だけで投げていたので、可能性十分。体に切れが出ればもっともっとスピードは増す。投打に柔軟性に富んでいるので、長所を生かして大きく育ってほしい」と、実力を高く評価していた。
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