1980年
一、二回に好打を続けて得点を重ねた天理の攻撃には驚いた。熊本工のエース大津は、一、二回戦では制球力よく不安を感じさせなかったが、天理には、各打者の気迫に押されたようにコースが甘くなってしまった。また天理の左腕、川本は、思う存分直球とカーブを投げ分けていたが、コントロールもまずまずで熊本工打者を六回まで無安打に抑えた。その後、伊東の本塁打などで追い込まれたが、あわてたり、力んだりせずに投げ通したプレート度胸は立派だ。まだ二年生で、体は大きくないが、投球術、駆け引きなど、投手としてのセンスがいいので、将来が楽しみだ。
一、二回に好打を続けて得点を重ねた天理の攻撃には驚いた。熊本工のエース大津は、一、二回戦では制球力よく不安を感じさせなかったが、天理には、各打者の気迫に押されたようにコースが甘くなってしまった。また天理の左腕、川本は、思う存分直球とカーブを投げ分けていたが、コントロールもまずまずで熊本工打者を六回まで無安打に抑えた。その後、伊東の本塁打などで追い込まれたが、あわてたり、力んだりせずに投げ通したプレート度胸は立派だ。まだ二年生で、体は大きくないが、投球術、駆け引きなど、投手としてのセンスがいいので、将来が楽しみだ。