プロ野球 OB投手資料ブログ

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田辺学

2024-11-02 11:19:32 | 日記
1989年


勤務先の都合で入団が1年遅れた田辺は、社会人を代表する左腕。速球と大きなカーブが武器で、新浦に次ぐ二人目の先発左腕としての可能性も。

87年に大洋が6位指名をしていなければ、昨年のドラフト会議でも大型左腕ゆえに間違いなく1位指名されていた逸材だ。1年遅れのプロ入りとなったが、田辺の実力ならすぐ取り戻せるはずだ。直球の速さが売り物のサウスポーは、「先発でも抑えでも、早く一軍で投げたい」と腕ぷしている。


1990年


三振が取れることが最大の魅力だ。昨季の奪取率が8・54。39イニングと投球回数は少なかったがチーム内ではダントツの数字。その一方で目立ったのが四球の多さだ。コントロールが課題となるプロ2年目の今シーズン。目標とする「一軍定着」が達成できれば、サウスポーからの豪球は相手打者を震えあがらせるはずだ。


1991年


速球でグイグイ押すダイナミックな投球が魅力だ。昨年6月30日にプロ初完投(6回途中コールド)を飾った直後に利き腕のヒジを痛めリタイア。須藤監督が「夏場に向かう時期に大きな戦力ダウン」と嘆いた。それほど期待大。8月下旬に左ヒジ軟骨摘出手術を行った。「今シーズン途中には一軍復帰」を目指す田辺だ。


1992年


左腕投手王国のホエールズにあって球威は№1の田辺学だ。左のヒジの故障から復帰した昨年はほぼフルシーズン、マウンドに上がった。「肩のスタミナ、コントロール、変化球とまだまだ課題ばかり」とは本人の弁。課題が多いということはそれだけ伸びる要素をもっているということだ。今季は昨シーズン6勝以上が期待されている。威力のあるストレートとフォークボールで2ケタを狙う。


1993年


田辺の直球は149㌔を記録するほど速い。その中にフォーク、スライダーをまぜられ「つい、ボール球に手が出てしまった」(松井)


潜在能力と残している成績の間に差がありすぎる選手だ。あり余る球威が、逆に力み、ばらつき、四球連発につながってしまうことが多かった。しかし昨季後半からセルフコントロールを身につけ、安定した投球を披露。今季への期待は高まる。田辺の二ケタ勝利が横浜V1のカギを握る。


1994年


「期待に応えられず責任を感じている」という本人の一言が、不調だった昨季を現わしている。10勝級の素質を持ちながらファーム落ち、中継ぎショートリリーフ格下げも味わった。プロ2~3年目を中心に後輩投手たちのメジロ押しの台頭で「影」が薄くなりかねないが、速球の威力で彼らに負けちゃいない。危機感をバネに二ケタ勝利にチャレンジだ。


1995年


制球力アップで安定度もアップ。左のエースの座へ挑む。


1997年


恵まれた体力、そして140㌔以上を常時出せる抜群の球威。まだまだ2ケタを勝利を十分に狙えるベテランは、メンタル面の更なる強化を追求しながら、貪欲に投球技術を磨く。田辺が先発ローテーションに加われば、チームにとっても心強い。ハマの超特急サウスポーは、まだまだやれるはずだ!

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