攻・守・走そろった好選手
今年の推奨株は?とたずねると、三原監督は即座に「林」とこたえた。
「打つだけ、守るだけというのでは、それはカタワだ。これからの選手は、投げる、打つ、走る、守るの四拍子そろっていなくては・・・」という選手の条件ぴったりなのが林だという。
事実、林の昨シーズンの成績を見ても、チームの試合数(147)のほぼ7分の5にあたる93試合に出場、189打数49安打、打率2割5分9厘をマークしており、打率では一発屋のクレスや、同じ若手の松原、重松、伊藤を押えている。
記録面でとくに目立つのは6盗塁。太洋では近藤昭の25、近藤和の15につぐ3番目の盗塁数。ことに盗塁死3、成功率6割6分6厘は、近藤昭についでいる。カンのいい走塁が、数字で立証されているわけだ。
京都・平安高から太洋入りしたのは、もう5年前の話。高校時代の捕手から内野手に転向したが、プロの水準にはほど遠く、三十八年の秋には選手生活を断念して帰京しようとしたほどだった。
「その下積み時代の苦労が、ようやく実ったというところですね。これからさきは、まだちょっとぎこちない守備面の向上をはかってほしい」-育ての親の宮崎コーチの話だが、本人も常時出場をめざしてやる気十分。連日の特訓にも歯をくいしばってがんばっている。
1㍍75、76㌔、右投げ右打ち。
★三原監督 「インサイド・ベースボールも心得ているし、将来性のある中距離打者だ。あとは、試合に出た時の勝負運だけだと思う」
今年の推奨株は?とたずねると、三原監督は即座に「林」とこたえた。
「打つだけ、守るだけというのでは、それはカタワだ。これからの選手は、投げる、打つ、走る、守るの四拍子そろっていなくては・・・」という選手の条件ぴったりなのが林だという。
事実、林の昨シーズンの成績を見ても、チームの試合数(147)のほぼ7分の5にあたる93試合に出場、189打数49安打、打率2割5分9厘をマークしており、打率では一発屋のクレスや、同じ若手の松原、重松、伊藤を押えている。
記録面でとくに目立つのは6盗塁。太洋では近藤昭の25、近藤和の15につぐ3番目の盗塁数。ことに盗塁死3、成功率6割6分6厘は、近藤昭についでいる。カンのいい走塁が、数字で立証されているわけだ。
京都・平安高から太洋入りしたのは、もう5年前の話。高校時代の捕手から内野手に転向したが、プロの水準にはほど遠く、三十八年の秋には選手生活を断念して帰京しようとしたほどだった。
「その下積み時代の苦労が、ようやく実ったというところですね。これからさきは、まだちょっとぎこちない守備面の向上をはかってほしい」-育ての親の宮崎コーチの話だが、本人も常時出場をめざしてやる気十分。連日の特訓にも歯をくいしばってがんばっている。
1㍍75、76㌔、右投げ右打ち。
★三原監督 「インサイド・ベースボールも心得ているし、将来性のある中距離打者だ。あとは、試合に出た時の勝負運だけだと思う」
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