プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

大工勝

2012-10-13 17:12:18 | 日記
・・・新人投手では大工勝(桃山高)が早く使えそうだ。ダイクとよむ。大友(巨人)ばりで低いところからシュートとスライダーを投げる。耐久力はあり完投投手だと湯浅コーチも期待している。五尺七寸五分、十九貫五百。
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千原陽三郎

2012-10-04 22:29:25 | 日記
なかなかの強心臓

ほめていい被安打四

千原が初登板した。杉浦監督が阪急から移籍した牧田とともに対巨人戦用の左腕投手として期待している新人である。雨でグラウンドは柔らかく新人のデビューには気の毒なコンディションだったが、まず、及第点のつく投球だった。二回、味方内野陣の失策がもとで一点を取られ、敗戦投手になったが、六回投げ被安打四はほめていい。杉浦監督は「千原はよく投げた。プロにはいってからおぼえた球を実際に役立てていた。九十点やっていい」という。
フォームがリズミカルなので打者への威圧感が乏しい。スピードがないなど不安もあるが、威力のないわりにはよく伸びる球質の持味だ。それにシュートもいい。杉浦監督がいうショート・リリーフ用にはおもしろいかもしれない。千原は「立上りにちょっと力んでしまったが三回あたりから思うようにいった。初登板だからといって別にあがらなかった」という。なかなか心臓も強い。1㍍77、73㌔、左投げ、左打ち。
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和田勇

2012-10-04 22:14:42 | 日記
南海5-2毎日

南海の柚木は立上がりの不用意な投球をたてつづけに本塁打されたがその後も外角のシュートがきまらず三回には二死満塁から風に乗った別当のテキサスで二点を許した。毎日は速球とドロップで柚木に投げ勝った和田勇が五回に松井に本塁打を許すと六回から荒巻に切り替えて逃げ込みを策す一方六回裏小森の二塁打を足がかりに追加点をあげ対南海戦に初白星をあげた。かつての看板ゲームとはいえ観客も少なくキメの荒い凡戦。
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野母得見

2012-10-04 22:08:23 | 日記
第二戦のみどころ

投手力、巨人の優勢明白

巨人は藤田の先発が必至。一回戦で温存したことについて藤田不調説もあるが、ブルペンでとっていた山崎捕手は「調子はいい。必ずやりますヨ」藤田は「普通です。警戒するのは杉山と岡本で広瀬はタイミングさえ考えれば大丈夫」と語っていた。ボールが浮きさえしなければそう打ち込まれることはあるまい。南海は一体誰が出てくるだろう。サディナ、野母、あるいは度胸だけを買って三浦か。いずれにしても祓川、皆川よりは下の級である。このなかで一番おもしろいのは野母だが、ゆるいカーブだけでスピードがない。巨人の左打者にとってもそうこわい相手ではないし、長島、広岡にとっては格好のカモだろう。公式戦中の祓川は前日KOされても翌日はすばらしいピッチングをすることがあったが、鶴岡監督に祓川を起用するだけの度胸があるだろうか。とにかく二回戦では投手力で巨人の優勢は明白。一回戦のような守備のつまずきさえなければ一勝一敗で東京へ帰ってくるだろう。
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末吉俊信

2012-10-03 22:43:37 | 日記
連勝目指す 野球 末吉俊信

学生生活の最後の年を最良の年とするために総てに全力をそそぎたい。まず頭にヒラメクものは今年も春秋ともに是が非でも優勝したいことである。私のカーブはまだ物足りないし、苦労したあのナックルもまだ研究しなければならない。ことに今春は直球に一段とスピードを加えるか、あるいはゆるくてもホップする球を如何にして投げるかということに全精力を傾けたい。全試合を投げきる体力をとにかくしっかり作っておきたい。各校の選手は打倒早大を目標にして私にいどんで来るだろうが、私の敵も警戒するチームは慶応と立教である。私の一九五一年の事は春秋ともに優勝の原動力となって心残りのない学生生活を終わりたいことである。

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平野年明

2012-10-03 22:01:06 | 日記
切れのいいカーブ 理にかなったフォーム

大洋 平野克投手

平野が五日の近鉄戦に好投した。大洋の平野克明投手、といってもあまり知っている人はいないだろう。柏崎工からノンプロの電気化学を経て今年入団したばかり。対西鉄戦に初登板、この日は二度目、しかも初先発だ。三原監督は腕だめしのつもりで起用したのだろうが、彼は見事な投球でこれにこたえた。一回、二回近鉄の上位打線を三者凡退に打ちとり、好調なスタートを切った。投球フォームも美しく、よくまとまっている。制球もかなりいい。高低、左右にゆさぶり、新人とも思えないほどの落ち着きがあった。カーブは小さいが、切れはいいし、沈む球も持っている。関根選手は「理にかなったフォームをしている。球の切れもよく、手元でよく伸びていた。」とほめていた。身長1㍍74、体重68でどちらかといえば小型投手。力で押えるタイプではなさそうだが、好リードがあればある程度投げられるだろう。

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