1998年
近鉄の新外国人投手、レフトウィッチがオープン戦に初登板。4イニングを自責点1で抑え、首脳陣の期待にこたえた。不運もあって3失点という結果には「初めての登板で慎重になり過ぎた、攻撃的な投球ができなかった」と反省しきりだったレフトウィッチだが、投球内容には見るべきものがあった。1メートル96の長身から投げ下ろすストレートは角度があり威力十分。そんな厳しいコースでもないのに巨人・松井ら胸元を突かれた左打者がのけぞる場面も何度か見られた。変化球もシンカー、スライダー、チェンジアップと豊富。「走者を背負った時のマウンドさばきなど課題は残るが、こちらの指摘も理解してくれている。初めての登板はあれくらいでいい。当番を重ねる中で日米のピッチングの差を体感してくれれば・・・」と小林投手コーチはさらに良くなる可能性を示した。「もう一つ縦の変化を」という首脳陣要望でフォークボールを練習中だが、初回にダンカンから空振り三振を奪うなど、徐々にその成果も出ている。いまのところ「ブロス二世」の触れ込みには外れていないようだ。
近鉄の新外国人投手、レフトウィッチがオープン戦に初登板。4イニングを自責点1で抑え、首脳陣の期待にこたえた。不運もあって3失点という結果には「初めての登板で慎重になり過ぎた、攻撃的な投球ができなかった」と反省しきりだったレフトウィッチだが、投球内容には見るべきものがあった。1メートル96の長身から投げ下ろすストレートは角度があり威力十分。そんな厳しいコースでもないのに巨人・松井ら胸元を突かれた左打者がのけぞる場面も何度か見られた。変化球もシンカー、スライダー、チェンジアップと豊富。「走者を背負った時のマウンドさばきなど課題は残るが、こちらの指摘も理解してくれている。初めての登板はあれくらいでいい。当番を重ねる中で日米のピッチングの差を体感してくれれば・・・」と小林投手コーチはさらに良くなる可能性を示した。「もう一つ縦の変化を」という首脳陣要望でフォークボールを練習中だが、初回にダンカンから空振り三振を奪うなど、徐々にその成果も出ている。いまのところ「ブロス二世」の触れ込みには外れていないようだ。