1960年
吉山は下手からの速球、カーブ、鋭いシュートを持ち、左の小野は恵まれた体格から速球と落差の大きいドロップを武器としている。
吉山は下手からの速球、カーブ、鋭いシュートを持ち、左の小野は恵まれた体格から速球と落差の大きいドロップを武器としている。
1957年
昨秋新チーム結成以来、二年生の田中がエースとなり、七勝三敗一分の好成績を挙げた。田中はドロップを武器としているが、決定的な力がなく…
昨秋新チーム結成以来、二年生の田中がエースとなり、七勝三敗一分の好成績を挙げた。田中はドロップを武器としているが、決定的な力がなく…
1961年
大場はドロップ、横尾はカーブがよく、いずれもスピードがあり完投できる。
横尾はコントロールに少し難があるが球は速くて重い。
大場はドロップ、横尾はカーブがよく、いずれもスピードがあり完投できる。
横尾はコントロールに少し難があるが球は速くて重い。
1958年
投手陣は主戦高島に完投能力十分の笹貫と寺下を控えにもっている。
ブレーキ鋭いカーブの笹貫、シュートの寺下も好調で、この質、量ともに十分な投手力はAクラスと互角にわたりあえる。
投手陣は主戦高島に完投能力十分の笹貫と寺下を控えにもっている。
ブレーキ鋭いカーブの笹貫、シュートの寺下も好調で、この質、量ともに十分な投手力はAクラスと互角にわたりあえる。
1958年
滝川は、主戦投手の宮谷に年齢超過の問題が浮かびあがり調査中のため登録していないが、大会開幕までには解決する公算も大きいので認定どおり登録されれば定評のある投手だけに手強い。打者の手元で大きく落ちるドロップを多投、ほとんど２ストライクまでのカウントを決め、伸びのあるシュートで勝負する投法を用いている。このドロップ攻めで明星（大阪）琴丘から毎回三振の17個、村野工から18個、さらに須磨から19個の三振を奪取し、一試合平均14個の三振奪取を記録している。昨年故障していた肩にかわりことしは腰の故障が懸念される。
滝川は、主戦投手の宮谷に年齢超過の問題が浮かびあがり調査中のため登録していないが、大会開幕までには解決する公算も大きいので認定どおり登録されれば定評のある投手だけに手強い。打者の手元で大きく落ちるドロップを多投、ほとんど２ストライクまでのカウントを決め、伸びのあるシュートで勝負する投法を用いている。このドロップ攻めで明星（大阪）琴丘から毎回三振の17個、村野工から18個、さらに須磨から19個の三振を奪取し、一試合平均14個の三振奪取を記録している。昨年故障していた肩にかわりことしは腰の故障が懸念される。
1958年
一年生からマウンドを守る田中のワンマンチームだけに、その日の田中の出来、不出来がナインに反映、勝敗に大きく影響している。バックには県下一の応援団地元校の強味があり、調子の波に乗ればかなりの活躍が期待される。右腕の田中の武器はスピードのあるシュートとスライダー。五月の対滝川戦では四球1個で完全試合を逸するという素晴らしいピッチングをみせたが、一たんくずれると四球続出で自滅の恐れがある。
一年生からマウンドを守る田中のワンマンチームだけに、その日の田中の出来、不出来がナインに反映、勝敗に大きく影響している。バックには県下一の応援団地元校の強味があり、調子の波に乗ればかなりの活躍が期待される。右腕の田中の武器はスピードのあるシュートとスライダー。五月の対滝川戦では四球1個で完全試合を逸するという素晴らしいピッチングをみせたが、一たんくずれると四球続出で自滅の恐れがある。
1958年
佐世保地区のAクラスチームである西海も優勝候補のひとつ、左ヒジを痛めて思う存分投げられなかった左腕のエース団野投手は、痛みもとれてシュート、カーブ、ドロップと変化球の配合にも一段のうまみを見せている。
佐世保地区のAクラスチームである西海も優勝候補のひとつ、左ヒジを痛めて思う存分投げられなかった左腕のエース団野投手は、痛みもとれてシュート、カーブ、ドロップと変化球の配合にも一段のうまみを見せている。
1964年
関東学院の池田投手はノーヒット・ノーランの記録を立て、去年準優勝の慶応を降した。池田は一回トップ打者の田中に四球を与え犠打などで三塁まで進ませたが、それ以後は速球を低目に集めスローカーブをまぜながら好投、回を追うごとにしたがって球威がまし、九回には二つの三振をとり最後の打者田中を遊ゴロにうちとってノーヒット・ノーランの記録を飾った。
関東学院の池田投手はノーヒット・ノーランの記録を立て、去年準優勝の慶応を降した。池田は一回トップ打者の田中に四球を与え犠打などで三塁まで進ませたが、それ以後は速球を低目に集めスローカーブをまぜながら好投、回を追うごとにしたがって球威がまし、九回には二つの三振をとり最後の打者田中を遊ゴロにうちとってノーヒット・ノーランの記録を飾った。
1959年
1㍍81㌢の長身から投げ下ろす快速球の左腕櫛笥投手は、ひざもとに食い込むスライダー気味の直球が決まれば物すごい。しかし波があるので、崩れた場合にカーブとシュートのコントロールのよい吉野、フォークボールの豊島がリリーフしている。
1㍍81㌢の長身から投げ下ろす快速球の左腕櫛笥投手は、ひざもとに食い込むスライダー気味の直球が決まれば物すごい。しかし波があるので、崩れた場合にカーブとシュートのコントロールのよい吉野、フォークボールの豊島がリリーフしている。
1955年
花本は昨年来から足を痛めて一般ファンから不出来な投手といわれてきたが今夏はしごく健全で上手投の速球にドロップを加えた投球にチーム全体が最近は花本一点張りの様に見受けられる。
都留は花本投手が投げ下しのスピードボールとドロップを使いこなし、このところ打撃に猛練習を積んでいるので油断できない。
花本は昨年来から足を痛めて一般ファンから不出来な投手といわれてきたが今夏はしごく健全で上手投の速球にドロップを加えた投球にチーム全体が最近は花本一点張りの様に見受けられる。
都留は花本投手が投げ下しのスピードボールとドロップを使いこなし、このところ打撃に猛練習を積んでいるので油断できない。
1960年
元村投手は長身からスピードのある球を武器にドロップ、カーブのコンビネーションがよく、リリーフ山田もスピードののった球を投げている。
佐賀工元村投手は素晴しいピッチングを見せ佐商打線を完封した。元村投手は佐農戦とは打って変わって直球にスピードがありアウトコースに入るカーブと逃げるカーブをよく使い分けストライクを取ると逃げるカーブで打者を打取っていた。
元村投手は長身からスピードのある球を武器にドロップ、カーブのコンビネーションがよく、リリーフ山田もスピードののった球を投げている。
佐賀工元村投手は素晴しいピッチングを見せ佐商打線を完封した。元村投手は佐農戦とは打って変わって直球にスピードがありアウトコースに入るカーブと逃げるカーブをよく使い分けストライクを取ると逃げるカーブで打者を打取っていた。
1960年
左腕投手釜井の豪速球とシュートに期待をかけている。コントロールがあまりよくなかったが、最近カーブも決まるようになった。
県下でも指折りの左腕投手釜井はいままでの速球とシュートのほかに大きく落ちるドロップをマスター、スケールもひと回り大きくなっているので各チームとも手こずらされそうだ。
左腕投手釜井の豪速球とシュートに期待をかけている。コントロールがあまりよくなかったが、最近カーブも決まるようになった。
県下でも指折りの左腕投手釜井はいままでの速球とシュートのほかに大きく落ちるドロップをマスター、スケールもひと回り大きくなっているので各チームとも手こずらされそうだ。
1954年
福岡商大も立命のエース紀藤の速球とカーブにまったく手を焼き、二回以後わずか1安打を放っただけで敗退した。
三宅に代った紀藤は左腕から内角へスローカーブ、内外角には速球を配する頭脳的なピッチングで福岡の打線を1安打に封じてエースの貫禄を示した。
関西六大学の王者、立命館大学の主戦投手紀藤広光君（22）の中日ドラゴンズ入りが決り、一日正式入団が発表された。現役選手に登録、ただちに第一線選手として早くも活躍が期待されている。背番号は23。同選手は左腕、本格派の速球投手としてすでに定評があり、ドロップにも威力がある。身長五尺八寸、体重十七貫は投手としてまず申し分なく、柔かい投球フォームからくり出す左投手特有の速球はドラゴンズの新威力として期待されている。現在まで立命館大経済学部三年生に在籍、今春の関西六大学リーグ戦ではエースとして7勝2敗の好成績をおさめ優勝に導いた第一人者として最優秀投手に推薦された。最近では大学選手権で明大と優勝を争いバックが振わず惜しくも敗れはしたが、彼の投球は光った存在として認められている。犬山市御幸町出身で、昭和二十七年犬山高を卒業、立命館大に入り、こんど中退したもの。高校時代は中日本多外野手の後輩で、地元チームに入団したわけである。八月三十一日、東京の大学選手権を終って来名、はじめて中日球場に現われドラゴンズのユニホームを着た同選手は入団の抱負について次のように語った。「プロ入りした動機は主として家庭の事情によるもので、中日ドラゴンズに入ったことは地元チームという点からいっても非常にうれしい。幸い天知監督以下全部の先輩選手がいい人ばかりで、これからは大いにがん張って勉強してみたい。とくに本多さんがいるので心強い。ずっと練習しているから格別にトレーニングの必要もなくいますぐにでもプレイができます。もちろんプロ野球と学生野球ではバッティングでも格段の差があるが、やれる自信はある。来年から・・・というより、きょうからでも投げてみたい」
1955年
昨年中途で入団、立命大のエースだっただけに今年はかなりいけそう。速球とシュートが武器。
福岡商大も立命のエース紀藤の速球とカーブにまったく手を焼き、二回以後わずか1安打を放っただけで敗退した。
三宅に代った紀藤は左腕から内角へスローカーブ、内外角には速球を配する頭脳的なピッチングで福岡の打線を1安打に封じてエースの貫禄を示した。
関西六大学の王者、立命館大学の主戦投手紀藤広光君（22）の中日ドラゴンズ入りが決り、一日正式入団が発表された。現役選手に登録、ただちに第一線選手として早くも活躍が期待されている。背番号は23。同選手は左腕、本格派の速球投手としてすでに定評があり、ドロップにも威力がある。身長五尺八寸、体重十七貫は投手としてまず申し分なく、柔かい投球フォームからくり出す左投手特有の速球はドラゴンズの新威力として期待されている。現在まで立命館大経済学部三年生に在籍、今春の関西六大学リーグ戦ではエースとして7勝2敗の好成績をおさめ優勝に導いた第一人者として最優秀投手に推薦された。最近では大学選手権で明大と優勝を争いバックが振わず惜しくも敗れはしたが、彼の投球は光った存在として認められている。犬山市御幸町出身で、昭和二十七年犬山高を卒業、立命館大に入り、こんど中退したもの。高校時代は中日本多外野手の後輩で、地元チームに入団したわけである。八月三十一日、東京の大学選手権を終って来名、はじめて中日球場に現われドラゴンズのユニホームを着た同選手は入団の抱負について次のように語った。「プロ入りした動機は主として家庭の事情によるもので、中日ドラゴンズに入ったことは地元チームという点からいっても非常にうれしい。幸い天知監督以下全部の先輩選手がいい人ばかりで、これからは大いにがん張って勉強してみたい。とくに本多さんがいるので心強い。ずっと練習しているから格別にトレーニングの必要もなくいますぐにでもプレイができます。もちろんプロ野球と学生野球ではバッティングでも格段の差があるが、やれる自信はある。来年から・・・というより、きょうからでも投げてみたい」
1955年
昨年中途で入団、立命大のエースだっただけに今年はかなりいけそう。速球とシュートが武器。
