男と女の間には

2002年10月07日 | 映画

テレビで午後9時から、
「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」を観た。
寅とリリーが惚れ合っているのに、
なぜか結ばれない。
互いに、どうせおれなんか、私なんか、
という想いがある。
ああ…、じれったい。

もっと自分に素直になればいいのに、
なんて思いながら観ていた。
しょせん映画なのに、
山田洋次監督は観客をそういう気持ちにさせようと
作ったのは分かっているのだが、
思うつぼにはまってしまう。

私は日刊イトイ新聞のメールマガジン
「ほぼ日デリバリー版」をとってるのですが、
その中に、「28歳の人へ」というものがある。
「28歳だけど、男の人とつきあったことがないんです」
というメールが「ほぼ日」に来て、
それを「ほぼ日デリバリー版」に載せてから
すごい反響のメールが続いている。
それらを読んでいて、
身につまされたり、「自分の人生がんばれよ」と
心で応援している。

♪男と女の間には
 深くて暗い川がある

むかし、日本女子大の講堂で、
野坂昭如がうたった「黒の舟歌」が蘇る。
私がポン女の生協に勤めていた29年前のことです。
黒ずくめの野坂は、一所懸命うたっていた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする