水無月試演会

2002年10月25日 | 演劇

とうとう来た。
演劇集団「水無月」の公演の知らせが。
今年はまだ一度もやってない。
そろそろ水無月も解散かな、なんて思ったりしていた。

大宮(現在、さいたま市)の倉庫を借りてそれを稽古場にして、もう20年以上活動してきた。
稽古場の維持費が大変なんです。
若いひとは入ってこないし、みんなもう40代、50代ばかりだ。
私は援助会員になっているが、あッ、今年はまだお金を払ってなかった。
(今度行ったとき、そっと払ってしまおう)

むかしの九想話にも書いたけど、私は大宮で3、4回舞台に立っている。
「水無月」の前身だった劇団で役者をやっていた。
独身のときのことです。
東京から大宮まで通うのが遠かった。
芝居の稽古に行くというより、稽古が終わってから、大宮駅前の汚い川の上に並んでいた、
バラックの飲み屋で飲むのが楽しみだった。
ああ…、あのむかしの大宮駅前が懐かしい。
といってもあまり思い出せない。
今はキレイな街になってしまった。

劇団員には男も女もいる。
いろいろあった。
その中で夫婦になったひとたちもいる。
積極的に劇団の活動をやっていた者が去っていったり、病気で若死にしたものもいる。

思い出せばいろんなことがあった。
沢山の顔が浮かんでくる。
こんど行ったときに、浴びるほど酒を飲んでしまおう。
私にとって水無月稽古場は、20代にタイムスリップ出来るところなのです。

コメント
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