FENDIのバッグ

2002年10月16日 | 友人

夕方6時半、ウォーキングから戻ると、食卓の上に「FENDI」と書かれた紙袋があった。
クラフトテープでとめてあり、宅配便の伝票が添付されていた。

(ああ…、これだな)と思った。
今朝、女房がいっていた。
「今日の夜、バッグが届くと思うから…」
先日落札したバッグが配達されるらしい。
水曜日の夜、女房は居酒屋のバイトだ。
ウォーキングに出てから思い出した。
息子が受け取ったようだ。

ケータイのメールで、
「バッグが届いたよ」
と女房に送っておいた。

11時過ぎ、帰ってきた彼女がさっそく紙袋を開けた。
「FENDI」の紙袋の中から、「FENDI」の保存袋に入ってる小さなバッグを出した。

「ヘェー、これなら1万円じゃよかったわ。
 欲しかったんだァ。うれしいな」
そんなことを呟いてしみじみ眺めていたり、肩にかけて部屋の中を歩いている。
「こんなのが新品じゃ、7万円はするのよ」
「これがァ、ただのビニールのバッグじゃないか。
 Fの字のデザインでそんな値段なんだな。
 バカバカしい」
「いいのよ。欲しかったんだから。
 私だって、7万円じゃ買わないよ。
 1万円だから買ったんじゃない。
 こんど、もっと大きいのを買おう」

女房は今日、幸せな気持ちで布団に入っただろう。

 

コメント
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