一昨夜、BSプレミアムで放送された「ニュー・シネマ・パラダイス」を録画したのを観た。
私の家は、子どもの頃映画館だった。
それは、1999年12月9日の九想話「うちが映画館だった頃」に書いた。
映画を観ていて、その頃のことを思い出した。
あらためて書きますが、私の家は昔映画館だったのです。
年に何回か、私の家の庭で映画が上映された。
私が小学校に入る前から小学校の低学年のときまでだった。
田舎まわりの映画興行師がやってきたのです。
そのときから私は映画が好きになった。
その頃、テレビはまだ私の地域に普及していなくて、映画と旅回りの芝居が娯楽だった。
私の家にテレビが来たのは、私が小学4年生のときでした。
「ニュー・シネマ・パラダイス」を観ていて、そういう自分の子どものときを思い出した。
あの村で映画は、世界に通じる唯一の窓だった。
映写技師のアルフレードと子どものトトの関係がいい。
大人になって映画人として成功し初老となったサルヴァトーレと、
ただのおじさんになった私の違いはなんなのだろう?
今夜、埼玉に住む友人と酒を酌み交わした。
「ニュー・シネマ・パラダイス」を語った。
彼は、今回で5回目だという。
私は初めて観た。
テレビのハードディスクに「ニュー・シネマ・パラダイス」はある。
またいつか観てみよう。