バンクーバー朝日

2015年02月23日 | 健康・病気

「バンクーバー朝日 日系人野球チームの奇跡」(テッド・Y・フルモト著 文芸社文庫)を読んだ。
この本は、カナダに移住した日本人と日系人のことが書いてある小説です。
真面目に働く日系人に仕事を奪われてしまうと考えた白人たちは、排日運動を起こす。
日系人は苦労をした。
そんな状況の中、カナダの日系社会に、日系人であることの誇りを満たすシンボルを待ち望む声が強くなってゆく。
日系人排斥暴動から6年、ようやく落ちつきを取り戻しつつある日本人街であったが、
差別と排斥は暴動後にさらに激しくなり、苦しい状況に追いつめられていた。
ある日、会合で集まった商店で、誰からともなく話がでた。
「俺たちで日本人だけのチームを作って、白人チームと戦おう」
「優勝して、白人どもを見返すんだ!」

面白い小説でした。
落ち込んでいる私の心を少しだけ持ち上げてくれた。
しかし、この小説は映画「バンクーバーの朝日」の原作ではない。
私はそう思ってこの本を読み始めたのだが…。
映画のシナリオは奥寺佐渡子で、それをノベライズした西山繭子の「バンクーバーの朝日」という本がある。
こうなったら映画の「バンクーバーの朝日」も観てみたい。

コメント
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