NHKスペシャル「腸内フローラ 解明!驚異の細菌パワー」(午後9時00分~9時49分)を観た。
なんか、目から鱗という感じです。
“腸内フローラ”とは、腸の中に住む細菌たちの生態系のことを言うそうです。
最新の遺伝子解析技術によって、腸内細菌がもつ知られざるパワーが明らかになってきたという。
腸の中には100兆匹以上、数百種類もの細菌が住んでいて、その細菌の出す物質が、
私たちの美容や健康にいろいろな影響を及ぼしていることが分かってきた、とテレビではいっていた。
さらには、腸内フローラは脳にまで影響しているらしい。
腸内細菌によって人間の性格も作られるという。
臆病なマウスと活動的なマウスがいる。
高さ5センチの台に載せ、どちらが先に下に降りてくるかという実験をした研究者がいた。
活動的なマウスは17秒で下に降りたが、臆病なマウスは5分たっても台の上にいた。
その2匹のマウスの腸内細菌を交換移植した。
すると、活動的だったマウスより、臆病だったマウスのほうが先に台から降りたそうだ。
何回その実験をしてもそうなるそうだ。
生まれたばかりの赤ちゃんには腸内細菌はいない。
その子が持つIgA抗体が腸内細菌を選んで腸内に住まわせる。
人間は遺伝子だけで作られているのではない、と私は納得した。。
そうだとしたら、一卵性双生児はまったく同じ性格の人間になるはずだ。
ところが私の息子たちは、充分に個性があり、違う性格を持っている。
この腸内フローラの違いとか、親の接し方、友人との付き合い方によって、性格などは変わるのだろう。
「便微生物移植手術」という言葉を初めて知った。
それまで何をしても治らないある難病の人に、健康な人の便を移植する治療をしたら完治した。
腸内フローラが変わったからだという。
それにしても人間の身体の中のことは、まだまだ分からないことがあるんですね。
私のこの神経質で臆病らしくよそおいながらも、どこか大雑把な性格は腸内フローラのせいなのか?
「便微生物移植手術」をすれば、私のこの性格は変わるのだろうか?
いまさら性格を変えたくもないが、変えてみたい気持ちもあります。